ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

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村上は今季までに160発&430打点…清原が163本で上回る

 史上最年少の22歳で3冠王を獲得したヤクルトの村上宗隆内野手。年間56アーチはNPB歴代2位で、1964年の王貞治(巨人)を超えて日本選手最多だった。九州学院高から入団して5年間で通算160本塁打。では、歴代の高卒長距離ヒッターは入団から5年間でホームランを何本積み上げていたのだろうか。

 村上を超えるのが、清原和博だ。PL学園高からドラ1で西武に入団し、5年目までに163本。1年目から31、29、31、35、37本と量産した。本塁打はキャリアを通じて5年目の37本が最多。通算525本塁打はNPB歴代5位だ。

 村上の160本塁打は2位。2年目に36本塁打とブレークし、4年目の昨年は39発で巨人・岡本和と本塁打王を分け合った。打点は1年目から2、96、86、112、134で計430。清原の424を上回ってトップだ。

 通算868本塁打、2170打点(ともにNPB歴代1位)の王貞治は5年目終了時点で115本塁打で340打点。“一本足打法”を取り入れて初の本塁打王になったのは4年目だった。5年目は初の40本塁打をマークし、6年目に当時のNPB記録である55本塁打を放った。

 日米通算507本塁打の松井秀喜は5年目までに128本塁打、375打点。初タイトルは6年目の1998年で、34本塁打&100打点で2冠に輝いた。中西太は143発&426打点。怪童と呼ばれ、2年目から4年連続本塁打王に輝いたが、左手首の故障の影響で、その後成績は下降した。

 2年目から台頭した村上は高卒5年目時点の成績を見ても、上位の成績を残している。今後、どこまで成績を伸ばすだろうか。(Full-Count編集部)