国際動画配信「Taiwan+」、公共テレビが引き継ぎ 10月に地上波放送開始へ=写真はウィキメディアコモンズから、作者Solomon203、CC BY-SA 4.0

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(台北中央社)放送事業を監督する国家通信伝播委員会(NCC)は17日、公共放送、公共テレビ(公視)の運営計画に海外向け動画ストリーミング配信事業「Taiwan+」(台湾プラス)を加えることを承認した。10月10日から地上波や通信大手、中華テレコム(中華電信)のマルチメディア配信サービス「MOD」で放送開始される。

Taiwan+は文化部(文化省)が台湾の存在感向上を目的に立ち上げた事業。昨年5月、中央通訊社に実施を受託し、同8月にサービスを開始した。ニュースやドキュメンタリー番組を英語で発信している。6月に中央社との契約が満了を迎え、公共テレビが事業を引き継ぐことになった。

NCCの担当者によると、Taiwan+は1年目には初回放送の割合を25%とすることを約束。6月時点で100人余りだった人員を今後さらに増やし、ニュースや文化、芸術などのオリジナル番組を制作、放送していくという。

(蘇思云/編集:名切千絵)