オンライン会議中に割り込んでポルノ映像を流したり罵倒したりして妨害を行う「Zoom爆撃」で被害を受けたというユーザーによる集団訴訟で、Zoomが8500万ドル(約110億円)を支払うという和解合意に、カリフォルニア州北部地区地方裁判所のローレル・ピーラー連邦判事が最終承認を与えました。

Cotchett, Pitre & McCarthy, LLP and Ahdoot & Wolfson Announce Federal Court Grants Final Approval of Historic Privacy Settlement for Zoom App Users Nationwide | Business Wire

https://www.businesswire.com/news/home/20220422005521/en/Cotchett-Pitre-McCarthy-LLP-and-Ahdoot-Wolfson-Announce-Federal-Court-Grants-Final-Approval-of-Historic-Privacy-Settlement-for-Zoom-App-Users-Nationwide

$85-million settlement approved in 'Zoombombing' case - Los Angeles Times

https://www.latimes.com/california/story/2022-04-22/zoom-settlement

Zoom agrees to ‘historic’ $85m payout for graphic Zoombombing claims | Zoom | The Guardian

https://www.theguardian.com/technology/2022/apr/22/zoom-settlement-zoombombing-lawsuit



Zoomは2020年3月から5月にかけて、「Zoom爆撃」を受けたという被害者から合計14件の集団訴訟を提起されています。その中の1件では、サンフランシスコの聖パウロ・ルーテル教会の聖書研究会が標的となり、児童の性的虐待・身体的虐待の画像を含むポルノ映像を流され、心的外傷を負ったことが認定されています。

原告は、Zoomが「Zoom爆撃」を防げなかったことに加えて、Facebook・Google・LinkedInなどの許可されたサードパーティとデータを違法に共有しており、エンドツーエンド暗号化の強度を誤解させていたと強く非難しました。

2021年7月、Zoomは予備的和解に合意していました。

Zoomがプライバシー権侵害訴訟で和解金90億円超を支払うことに - GIGAZINE



Zoom側のMark Molumphy弁護士は今回の発表を受けて「この画期的な和解は、Zoomのユーザーに多額の現金回収機会を提供し、今後、ユーザーの安全と保護に役立つプライバシー慣行を実施するものです」とのコメントを発表しています。