ポット3となった日本代表の想定される対戦相手は?(C)Getty Images

写真拡大

 国際サッカー連盟(FIFA)は3月31日、最新のFIFAランキングを発表した。これに伴い、カタール・ワールドカップのポット分けも以下のように決定している。

第1ポット(開催国、出場国中FIFAランキング上位1〜7位)
カタール、ブラジル、ベルギー、フランス、アルゼンチン、イングランド、スペイン、ポルトガル

第2ポット(同8〜15位)
メキシコ、オランダ、デンマーク、ドイツ、アメリカ、ウルグアイ、スイス、クロアチア

第3ポット(同16〜23位)
セネガル、イラン、日本、モロッコ、セルビア、ポーランド、韓国、チュニジア

第4ポット(同24〜28位)
カメルーン、カナダ、エクアドル、サウジアラビア、ガーナ、欧州予選プレーオフ・パスA(ウェールズ対スコットランド/ウクライナ)の勝者、大陸間プレーオフ1(ペルー対オーストラリア/UAE)の勝者、大陸間プレーオフ2(コスタリカ対ニュージーランド)の勝者

 ヨーロッパを除いて同じ大陸連盟に所属するチームは別の組となり、また同じポットのチームは同組にならない。

 この点を踏まえ、ポット3に入った日本にとって、現地4月1日にカタールのドーハで行なわれる組み合せ抽選会での「最悪のケース」をまず考えてみよう。

FIFAワールドカップ・カタール2022 出場決定国一覧
 まずポット4から見てみると、難敵揃いの南米予選を突破したエクアドルや、フィジカル能力に長けたカメルーン&ガーナのアフリカ勢も侮れないが、やはりハイレベルな欧州予選プレーオフを勝ち抜いたウェールズ、スコットランド、ウクライナのいずれかが最も厳しい相手となりそうだ。

 続いて第2ポットは、ドイツ、オランダ、メキシコなどが強敵となる。とりわけ、前回大会、EURO2020では振るわなかったものの、ハンジ・フリック新監督の下で立て直しに成功したドイツは避けたい相手だ。

 第1ポットは開催国カタールを除けば、もちろんいずれも強豪だ。ただ、第2、4ポットを欧州勢と想定すると、第1ポットはそれ以外となるため、ブラジルかアルゼンチン。圧倒的な強さで南米予選を首位通過し、世界ランク1位にも返り咲いた前者が、“最悪の相手”と言えるだろう。

 逆に「最高のシナリオ」は、第1ポットはカタールが同じアジアで別の組となるため、プレーオフに回ったポルトガルか。第2ポットがアメリカ、第4ポットは大陸間プレーオフ2の勝者(コスタリカ対ニュージーランド)が、比較的与しやすい相手と言えそうだ。

 ただ、言わずもがなワールドカップの出場国に弱い国はなどない。どの組に入っても、厳しい戦いとなるのは間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部