人気漫画「名探偵コナン」の作者・青山剛昌さんの出身地として知られる鳥取県・北栄町。

作者の資料館「青山剛昌ふるさと館」のほか、登場人物のブロンズ像やカラーオブジェが並ぶ「コナン通り」もある。

そして2020年3月11日、北栄町に新たなカラーオブジェが登場した。その名も「小さくなった名探偵」だ。


「小さくなった名探偵」(画像は北栄町提供)

ダボダボの服を着てメガネをかけてないコナン君。薬を飲まされて体が小さくなったところを、懐中電灯をもった警官に発見された、第1話のシーンを再現したものだ。この時点では自分が幼児化したことに気づいておらず、ポカンとした表情をしている。

設置されたのは北栄町役場の掲揚台前。北栄町の公式ツイッターが15日にこのオブジェを投稿したところ、

「懐中電灯で照らしたいかわいさ」
「名前はまだにゃい(というか新一)」
「コナンくん誕生シーン!!しかも原作カラー!!かわいい!!」

といった声が寄せられている。

服の色が違う?

Jタウンネットは16日、北栄町役場の観光交流課に詳しい話を聞いた。

北栄町には名探偵コナンシリーズのブロンズ像・カラーオブジェが併せて25体存在する。1999年から設置を始め、今では年に1体ほど新しいものを設置しているという。

これまでにもキャラクター単体やコミックスの表紙、原作のワンシーンを再現したものを設置、「小さくなった名探偵」含めオブジェの名前はすべて青山氏が付けているとのことだ。

今回、体が小さくなった時のシーンを採用した理由について、観光交流課の担当者は、

「印象的な物語の始まりのシーンなので、北栄町を象徴する場所(役場)に置かせていただきました」

と話している。カラーオブジェの前にはフォトスポットとして足跡のマークが地面に描かれており、そこに立つことでオブジェを綺麗に撮影できるという。


フォトスポット(画像は北栄町提供)

オブジェを見た人々の反応は様々。メガネをかけていないことに驚く人もいるという。対してファンからは「アニメと衣服のカラーリングが違う」と指摘がくるとのこと。こちらに関しては原作の扉絵のカラーを再現したそうだ。