JR山手線の駅に関するアンケートを実施。「これまでに降りたことがない駅」を質問したところ、1位は駒込駅で約6割の人が選択。2位は僅差で田端駅でした。しかし「最も影が薄いと思う駅」は、その両駅ではありませんでした。

山手線で「降りたことがない駅」北側の駅が上位に

「乗りものニュース」では2019年12月10日(火)から11日(水)にかけて、JR山手線で降りたことのある駅に関するアンケートを実施。1176人から回答が集まりました。


山手線のE235系電車(画像:kawamuralucy/123RF)。

「JR山手線29駅のうち、これまであなたが降りたことのない(改札の外に出たことのない)駅はどれですか?」と質問しました(複数回答)。ただし今回は、ほかの鉄道やバス、タクシーなどへの乗り換えは「降りた」に含まないこととしています。

 結果、「降りたことがない」が最も多かった駅は駒込で58.8%、2番目は田端で僅差の58.4%でした。以下、目白54.2%、鶯谷52.0%、西日暮里48.7%、大塚41.9%、巣鴨40.6%、新大久保38.6%、大崎36.2%、田町33.0%と続きます。

 逆に「降りたことがない」が少なかった駅は、東京がトップで1.2%。続いて新宿1.5%、上野2.0%、秋葉原3.2%、渋谷3.4%、池袋3.7%、品川4.6%、新橋6.5%、有楽町9.3%、浜松町10.7%でした。

山手線の「影の薄い駅」1位は駒込ではなく…

「JR山手線29駅のうち、最も影が薄いと思う駅はどれですか?」と質問したところ、鶯谷が22.7%でトップに。次いで、駒込18.7%、目白15.3%、田端11.2%、大塚9.8%、西日暮里8.2%、田町4.1%、新大久保1.7%、大崎1.6%、巣鴨1.1%という結果です。

 鶯谷を選んだ人による「鶯谷駅の影が薄い理由」としては、次のようなコメントが寄せられています。

・何もないから(25〜29歳、男性)
・ホテルぐらいしか印象がない(40〜44歳、男性)
山手線に乗っていても、乗り降りする客を見てない(40〜44歳、男性)
・周りに何があるかわからない(35〜39歳、女性)
・上野と日暮里の間に埋没している(50〜54歳、男性)
・乗り換えもなく、何かしらの観光名所も思いつかないため(45〜49歳、男性)

 ちなみに、2位の駒込駅について寄せられているコメントは、次のようなものです。

・旨い飲食店がないから(45〜49歳、男性)
・ターミナル駅でもなく歓楽街でもなくホテル街でもなく特色がないから(35〜39歳、女性)
・どの辺りにあるのかわかりません(65〜69歳、男性)
・一応南北線への乗り換え駅なんだろうけど、それを忘れるくらいだから(50〜54歳、男性)
・エッジが効いてない(40〜44歳、男性)
・駒込というと駅というよりピペットが思い浮かぶから(45〜49歳、男性)

 なお、反対に「影が薄い駅」として選んだ人がほぼいなかった(「影が薄い駅」として選んだ人の割合が0.5%以下だった駅)のは、東京、有楽町、新橋、浜松町、品川、目黒、恵比寿、渋谷、原宿、新宿、高田馬場、池袋、上野、御徒町、秋葉原でした。

●アンケート実施概要
・調査期間:2019年12月10日(火)20時ごろから12月11日(水)20時ごろまで
・調査方法:Questantのシステムを利用して調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:1176