横浜FMは2019シーズンのJ1で頂点に立つことができるか photo/Getty Images

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2019年の明治安田生命J1リーグもいよいよ大詰め。残すは7日に行われる最終節のみとなった。今節最大のトピックは間違いなく優勝を争う2クラブの直接対決だろう。首位横浜F・マリノスと2位FC東京の戦いは激闘必至だ。

この一戦で2019年のJリーグ王者が決まる。両者の前節終了時点における勝ち点差は「3」、得失点差の開きは「7」だ。そのため、4点差以上つけられて敗北しない限りは横浜FMが栄冠を手にすることとなる。試合会場も彼らのホーム・日産スタジアムであるため、現状では「横浜FMが有利」という見方も強くなっている。

しかし、昨季の成績から一体どれほどの人がこの快進撃を予想することができただろうか。2018シーズンは12位。得失点差でこの順位に滑り込んだが、勝ち点は降格プレイオフに回ったジュビロ磐田と同じ41ポイントだった。加えて、守備面に不安を露呈した彼らが昨季記録した失点数はリーグワースト3位の「56」。当時から今の姿を想像することは、多くの人にとって難しかったかもしれない。それだけに、今季彼らが見せた快進撃のインパクトは大きい。そして、その衝撃は海をも越えたようだ。

英『sportskeeda』は今季の横浜FMの戦いぶりに焦点を当てた特集を組んでいるが、その中で「ここ数年、Jリーグではアンドレス・イニエスタやフェルナンド・トーレス、ダビド・ビジャといったビッグネームとの契約で世界から注目を浴びていた。しかし、今季フォーカスされているのはダークホースだ」と、昨季危うく降格プレイオフ行きになりかけたことについても触れながら、Jで大躍進を果たした“トリコロール軍団”を紹介している。海外メディアも今季の彼らの戦いぶりには大いに驚いている様子だ。世界も驚いた横浜FMの快進撃。ファンはこうなることを信じ続けていただろうが、多くの人が予想し得なかった躍進を実現させた選手・監督は見事としか言いようがない。

とはいえ、まだ最終決戦は残されている。FC東京戦は厳しい戦いになることが予想されるが、彼らは最高の結果で今季サポートしてくれたファンに感謝を示したいところだ。

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