京アニの八田英明社長は、放火され黒焦げとなった第1スタジオを取り壊す意向。跡地に碑を建てる計画もある

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犠牲者36人 全身火傷を生き延びた青葉真司容疑者が事情聴取で

京アニの八田英明社長は、放火され黒焦げとなった第1スタジオを取り壊す意向。跡地に碑を建てる計画もある

 戦後日本史上最多となる36人の命を奪った凶悪放火犯・青葉真司容疑者(41)が、ついに口を開いた。

「7月18日、アニメ制作会社『京都アニメーション』に放火した青葉は、自身も全身火傷を負い、一時は生死の境をさまよっていました。京都府警は何としても犯行動機を解明するため、青葉の蘇生を最優先。高度な治療を施すべく大阪府内の大学病院へ移送しました。懸命な治療のかいあって、青葉は7月末頃に意識を回復。容態がようやく落ち着き、11月8日から事情聴取が始まっています」(テレビ局社会部記者)

 いったい青葉は、何を理由に火を放ったのか――。本人が語った動機は到底許しがたいほど幼稚なものだった。

「青葉は身柄を確保された時に『小説をパクられた』と叫んでいましたが、今でも『小説を京アニに盗まれた』と主張しています。これが犯行動機なのでしょう」(全国紙社会部記者)

 事件前、青葉らしき人物が京アニに小説を複数回、投稿していることが確認されている。投稿作品は形式的な問題により1次審査で落選していたようで、京アニは「弊社作品との間に類似点はないと確信」と発表した。しかし、青葉は「パクられた」と一方的に思い込み、恨みを晴らすため凶行に及んだようだ。

 事情聴取によって犯行の経緯も明らかになりつつある。

「犯行の数日前から京都市に滞在し、ガソリンを準備していた。犯行に及ぶ際は刃物を携帯し、犯行を邪魔する人間がいたら襲うつもりだったことも認めています。また、『一番多くの人が働いている第1スタジオを狙った』とも話しており、青葉の用意周到さと手口の卑劣さがわかります」(前出・全国紙記者)

 青葉はほかに、「道に外れることをしてしまった」「どうせ死刑になる」と開き直りにも見える発言もしている。現状では犯した罪を認めているが、逮捕後は減刑を狙って態度が一転する可能性もある。元東京地検検事の落合洋司弁護士は言う。

「防犯カメラの映像や犯人の目撃証言があるため、犯行の立証は問題なくできるでしょう。弁護団は裁判で精神鑑定を請求するかもしれませんが、犯行が計画的なので、心神喪失が認められる可能性は低い。極刑は免れないでしょう」

 京都府警は青葉の回復を待って逮捕、起訴する方針だという。青葉は公判で自らの罪と向き合い、然(しか)るべき刑罰を受けなければならない。

事件2日前、犯行現場から5劼曚瀕イ譴疹貊蠅破蛭肇メラに映る青葉容疑者(松浩不動産提供)

PHOTO:加藤 慶(1枚目)