東京・池袋のラブホテルで発見された女性の変死体。捜査は続けられているが、被害女性の身元特定は難航しているという。

 遺体が発見されたのは、9月12日(木)午後8時15分ごろ。東京都豊島区池袋にあるラブホテル2階の1室で、ホテルのアルバイト清掃員により発見された。


現場となったラブホテル ©文藝春秋

被害女性は黒のTシャツにスウェットパンツ

「女性はベットの脇で両膝をかかえた格好で横たわり、手足を緊縛された状態だった。さらに遺体は布団圧縮袋に入れられ、上からシーツに包まれていた。死因は頸部圧迫による窒息死です」(捜査関係者)

 被害女性は30代〜40代のショートカットで眼鏡をかけており、黒のTシャツにスウェットパンツ姿。遺体発見時、着衣の乱れはなかったが、入室時には防犯カメラで確認されていた帽子と共に私物が入っていると思われるリュックサックが持ち去られた。結果、身元の特定が難航しているという。

パパ活、売春、デリヘルなどに利用されるエリア

 女性がホテルに入ったのは午後5時48分、その約2時間前、1人の黒ずくめの不審な男が部屋に入室している。男は2時間ほど女性と接触した後、服を着替えホテルを出て、駅方向へと歩く姿が複数の防犯カメラで確認されている。

布団圧縮袋はホテルの備品ではない

 近隣住民の証言。

「防犯カメラの映像には、シルバーのトランクを引き、メガネにマスク姿の、野暮ったい服装の小柄な男が映り込んでいました。現場ホテルを立ち去る犯人と見られているそうです。服装からは決してお金があるように見えません。ホテル入室前の表情は何かを覚悟をしているようにも見える。強張った表情に見えました」

 なぜ女性は時間差で男とラブホテルで会ったのか。なぜ遺体は緊縛され、布団圧縮袋に包まれていたのか……。捜査関係者によると、布団圧縮袋はホテルの備品ではないという。

「犯行が行われたホテル周辺は、パパ活、売春、デリヘルなどに利用されるエリア。決して治安が良い場所ではない。しかし、事件発覚当初、部屋着のような被害女性の服装から『被害者は男性』という間違った捜査情報が流れた。店に勤める女性にしては地味な恰好とも言える。また、ここ数年、この地区は中国をはじめとするアジア系外国人が増え、外国人犯罪やトラブルも増えている。怨恨や金銭トラブルだけでなく、あらゆる可能性が考えられる」(社会部記者)

 警視庁は男が女性を殺害し、遺体を圧縮袋に入れたとみて、男の行方を追っている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春)