テレビ朝日系列で毎週月曜よる11時20分より(一部地域を除く)放送している『かみひとえ』の未公開映像がAbemaTVで配信され、“元ネオヒルズ族”の個人投資家・与沢翼がお金を稼ぐ理由を明かした。

 2013年頃、秒速で1億円稼ぐ男として話題になった与沢翼。その後、会社の倒産や破綻を経験。地獄の日々を乗り越えた今では海外に移住し、個人投資家としてお金を稼いでいるという。

 今の純資産を聞かれると「75億円くらい。借金はない」と明かす与沢。与沢はなぜそこまでして大金を稼ぐ必要があるのだろうか。与沢は「稼ぐことは、空気を吸うのと同じぐらい当たり前。あまり考えたことがない」と前置きし、「なんで頑張るのって、よくコンプレックスからきてるっていう話あるじゃないですか? ああいうコンプレックスに近いものなのかな。お金に対する恐怖ですね。お金持ちになりたいというよりは『貧しくなりたくない』って気持ちが強い」と真剣な表情で語る。

「逆にいうと、みんなえらいなぁって思います。あんな安月給で、コツコツコツコツ、60歳とか70歳までよく働けるなぁって思う。すごくみんな真面目なんだなぁ、勤勉なんだなぁって。僕はかったるいので、最低でも30代で仕事しなきゃいけない期間は終わらせようって思った。みんなの方が、普通の人の方が、真面目でえらい。僕は面倒くさがり屋だと思っています」

 与沢の言う“コンプレックスに近いもの”は、一体どこから発生したのだろうか。幼少期の経済状況について聞くと、与沢は「(貧困の経験は)まったくないです。祖父母が旅館を経営していて、ものすごい裕福だったんですよ。実は小学6年生まで、僕は祖父母に育てられていて。秩父っていうド田舎で、自然があって1学年1クラスしかない。そこから中学に上がって両親と生活するようになった」と話した。
 裕福な生活なのに、なぜ“お金に対する恐怖心”が芽生えたのだろうか。

「お金があったからです、逆に。あったから、この生活がなくなっちゃうのが怖かった。祖父母が高齢になってきたのもあるんですけど、時代についてこれなくなって、毎年客数が減ったり、売上が減っていた。すごい恐怖感があったんですよ。だから商売って怖いなっていうのをずっと見ていて。お金っていつなくなるのかわからない。おじいちゃんがそういう話を僕にすごいしてきたんですよ。『翼、勝って兜の緒を締めよだぞ』って。『いいときほど、兜の緒を締めないと切られるぞ』と。その話を何千回聞いたかわからないぐらい聞かされた」

 お金さえあれば何でもできるというのが与沢の価値観なのだろうか。与沢は「それは、本にも書いたぐらいです。全ての前提にはお金というものが、幸福の土台にあると。当たり前すぎて、言うまでもないかなと思っている」と断言した。

 与沢は世の中の人の仕事観、金銭観についてこう疑問を投げかける。

「みんな制約条件が多すぎるんですよ。それに違和感を持ってほしい。制約条件というのは、好きな仕事ではないけど生活のためには辞めるわけにいかない、とか。例えば、10億円がもしあったら、明日仕事のために出社しますか。今日が日曜日だとして。月曜日の憂鬱な出社をするかと言ったら、多くの人がしないと答えます。お金があっても仕事に行く決断をする人は、いいと思うんですよ。だってお金のためじゃないってことだから」

「もし世の中の制約条件が全てなくなったら、どんなふうに何を選んで、どんな学校に子どもを通わせて、どんなところに住んで、自分はどんな趣味を持って、どんなライフスタイルを送るんだろうってまず自由に発想してもらう。すると、(今より)そっちの方が素晴らしいですよね。ということは、本当に理想とする、素晴らしいライフスタイルのためにお金を稼がなきゃいけないんですよ。お金が理由で、諦めるんじゃない」

 お金の使い方について「金額で諦めるべきではない」と力説する与沢。加えて値段を知る大切さ、経済の極意を熱弁する。

「諦める理由、買わない理由が値段なら、買った方がいい。逆に買う理由が値段なら、買わない方がいい。買うのは、その物の“品質”を見る。品質が良ければ、値段が高くても買えってことです。逆に安いから買うのも間違いだし、高いから買わないのも間違い。経済の基本中の基本で、そこにたくさんのことが詰まっている」

 番組はAbemaビデオ(期間限定・無料)で視聴可能。