アメリカのグアム島へJAL便で行ったところ、その日は乗客の25%が子ども。JALによると、ハワイ(ホノルル)線も子どもが多いそうですが、グアム線も人気で、特に未就学児の利用が多いそうです。その理由をJALグアム支店長に聞きました。

4時間足らずでアメリカ

 JAL(日本航空)の東京(成田)〜グアム線が2019年8月1日(木)、199席のボーイング767-300ER型機から、312席のボーイング777-200ER型機(312席)に大型化されました(現時点では2020年3月28日までボーイング777-200ER型機で運航予定)。


成田からグアムへ到着した、ボーイング777-200ER型機で運航されたJL941便(2019年8月1日、恵 知仁撮影)。

 この大型化初便のグアム行きJL941便に搭乗したところ、約80人、乗客のおよそ25%がお子さんだったことが印象的でした。

 JALグアム支店長の玉崎 徹さんによると、年間を通して暖かく海に入れること、比較的日本語が通じやすいこと、そして4時間未満の所要時間で行ける「近い外国」「近いアメリカ」であること、日本との時差が1時間しかないため親の負担が少ないことから、お子さん連れの海外旅行先として選ばれることが多く、特に夏休み期間中はコンスタントに約70人から100人近くのお子さんが乗っているそうです。


グアムの観光名所「恋人岬」からの風景(2019年8月2日、恵 知仁撮影)。

 旅行期間は3泊4日が一般的とのこと。日本から近いため体力的にはもちろん、金銭的な負担が少ないのもポイントでしょう。このことから、学生など若い人の利用も目立つといいます。

 子ども連れが多い路線としては、ほかにハワイ(ホノルル)線が挙げられるそうですが、1時間しかない時差、短い所要時間から、未就学児はグアム線のほうが多い傾向とのこと。


離陸してグアムのビーチ、街並みを眼下に高度を上げていく成田行きのJALボーイング777-200ER型機(2019年8月1日、恵 知仁撮影)。

 近年では三世代家族の旅行も目立つほか、1月から3月の雨が少ない時期は、ゴルフを楽しみにグアムへ来る男性客も増えるそうです。