「花より団子」を極めたような巨大団子が、愛知のとある桜の名所で名物になっている。


普通の団子と比べてみると......常識破りの大きさ(焼津圀枩(@81292_II)さんのツイートより)

場所は愛知県岡崎市の岡崎公園。ここで販売される花見団子には、ツイッターユーザーの焼津圀枩さんが2019年4月5日に投稿した画像のように通常のサイズをはるかに上回るものがあった。片手で持つのも大変そうで、炭水化物の摂取量がすごいことになりそうだ。


串の取っ手部分だけで人差し指から小指までくらいの長さがある(焼津圀枩(@81292_II)さんのツイートより)

投稿者も「3食に分けて食べた」

岡崎公園は徳川家康ゆかりの岡崎城を中心とした公園で、愛知有数の桜の名所である。毎年春には「桜まつり」が行われて多くの人でにぎわうが、冒頭の巨大な花見団子はその季節限定で販売されているものだ。毎年この時期の恒例で、地元の人にはおなじみの名物だ。

公園内の「藤棚売店」「ひょうたんや」の2軒の売店で販売しており、「ひょうたんや」の担当者によると、この2軒では大・中・小の3つのサイズを販売している。最もインパクトがある「大」が1500円、それよりやや小ぶりな「中」が1000円、通常の団子とほぼ同じサイズの「小」になると100円という価格で販売中とのこと。

岡崎公園内には花見シーズンになると沢山の屋台も出店する。他の屋台でもいわゆる花見団子をいろいろな大きさで販売しているが、この特大サイズが確実に買えるのはこの2店だけだ。あまりの大きさに、焼津さんも夕食・翌日の朝食と昼食と、3食に分けて1個ずつ食べたという。

投稿には、「重さを量ってみたら800グラムを超えた」という旨のリプライも寄せられており、1500円分の栄養量と重さがあるようだ。これ1本でその日1日は何も食べなくてもいいくらいではないだろうか。

団子は地元の団子メーカーが生産し、両店で販売しているもの。花見シーズンが終わってからも5月のゴールデンウィーク頃まで販売を続けるが、正確にいつまで販売するかはメーカーの生産量次第とのこと。

桜が終わっても、食い気を満たすにはぴったりの団子の季節は続く。陽気に誘われて、体重も気にせず食べてみたい。