今さら聞けないFacebookの「友達になる」と「フォローする」の違いとは?

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Facebookを利用していると、「友達になる」のほかに「フォローする」と書かれたボタンを目にすることがある。

この2つは何が違うのだろうか?
また、「フォローする」のボタンが表示されない(押せない)場合もあるのは、なぜなのだろうか?

意外と知られていない「友達になる」と「フォローする」の違いを整理した。

●「フォローする」のボタンがタップできない? ボタンがない?
Facebookで友人・知人とつながるには、
・[友達になる]ボタンを押して友達申請をする
・相手に承認される
といった手順が必要にある。

承認されると、お互いのニュースフィードに、投稿した文章や写真、シェアした記事などが表示されるようになる。また、Messengerを使って、相手に直接メッセージを送ることもできるようになる。

ただ、Facebookユーザーのプロフィールページを見ていると、「友達になる」の横に「フォローする」というボタンもある。

スマホ版アプリの場合は、タップできる場合とできない場合があるし、パソコンの場合は、「フォローする」というボタンがある場合とない場合もある。


iPhone版アプリの場合。「フォローする」ボタンをタップできるユーザー(上)と淡色でタップできないユーザー(下)が存在する。



パソコンのブラウザ版の場合。[友達になる]ボタンは共通して存在するが、[フォローする]ボタンがあるユーザー(上)とないユーザー(下)がある。


では、「フォローする」と「友達になる」は、何が違うのだろうか。
また、[フォローする]ボタンが押せるユーザーと押せないユーザーがいるのは、なぜなのだろうか。

●「友達になる」は双方向、「フォローする」は片方向
結論から書けば、
「フォローする」は、相手の投稿(公開指定された投稿)を自分のニュースフィードで表示し、自分の投稿は相手のニュースフィードに表示させない場合に利用する。

「友達になる」が双方向、「フォローする」は片方向だともいえる。

たとえば、芸能人や有名ブロガー、大手企業の社長といった著名人の場合、その人と友達ではなくても、その投稿を読みたいと思うユーザーは多いだろう。
そこで、[フォローする]ボタンをクリックすれば、相手の承認がなくても、相手の投稿が自分のニュースフィードに流れてくるようになる。

[フォローする]ボタンは、著名人にとっても都合がいい。
もしも[友達になる]ボタンしかなかったら、膨大な友達申請か押し寄せて、対応できなくなるからだ。
しかし、[フォローする]ボタンがあれば、友達ではない不特定多数の人にも自分の投稿を読んでもらえる。

なお、「友達になる」でお互いに友達になると。同時に相手をフォローしたことにもなる。
Facebookでは、「友達になる」は「フォローする」を包含した機能なのだ。

●自分のプロフィールに[フォローする]ボタンを表示する
では、[フォローする]ボタンを押せる人と押せない人がいるのはなぜだろうか?

もちろん、「その人が著名人かどうか」ではない。

設定すれば、誰でも自分のプロフィールページに[フォローする]ボタンを表示できるのだ。
友達以外の人にも投稿を自由に読んでもらいたいなら、[フォローする]ボタンを表示しておくとよいだろう。以下はiPhoneアプリでの設定方法だ。


右下の[設定]ボタンをタップする。



[設定]をタップする。




[アカウント設定]をタップする。



[公開設定]をタップする。



[フォローを許可する人]で[公開]をチェックする。[公開]だと[フォローする]ボタンが表示され、[友達]だと表示されない。


また、[フォローする]ボタンを表示している場合は、自分のプロフィールに自分をフォローしている人の数(友達は含まれない)が表示され、タップするとフォローしている人を確認することができる。

友達間だけでコミュニケーションしていると、「フォローする」の使い方は意外とわからないものだ。うまく活用して、情報収集や情報拡散に利用しよう。


プロフィールに自分をフォローしている人の数が表示される。タップするとフォローしている人を確認できる。



井上健語(フリーランスライター)