セキュリティソフトは入れてりゃ安全なわけじゃない! ランサムウェアなど新しい攻撃に対処するための正しい使い方

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今では、パソコンだけではく、スマホでも、セキュリティソフトは必須となっている。
とはいえ、被害に遭ったことがないという理由で、セキュリティソフトを使用してなかったり、対策を怠ったりしている人も多い。

しかし、最近は、再びセキュリティソフトの必要性が高まっている。
というのも、以前のワームやトロイの木馬のようなマルウェアだけでなく、ランサムウェアによる被害も続出しているからだ。

ランサムウェアとは、感染するとパソコンやスマホをロックし、ロックを解除するために身代金を要求するという深刻な脅威だ。

日本でも日立やJR東日本などの企業まで攻撃を受け、大きなニュースとなったことも記憶に新しい。

これらの被害は大企業だけでなく、個人にもふりかかる。
被害を防ぐためには、
 1)不審なメールはリンクをクリックしたり添付ファイルを開いたりしない
 2)不審なWebサイトにアクセスしない
 3)OS(Windows)やソフトなどを常に最新の状態にしておく
 4)こまめにバックアップを取っておく
 5)最新の状態でセキュリティソフトを利用する

などの対策が必要となる。

ここでは、特にないがしろになりやすい
5)最新の状態でセキュリティソフトを利用する
について、見直してみよう。

パソコンを購入すると、3カ月お試し版など、セキュリティソフトがインストールされていることが多い。

問題は、それを正しく使っているかだ。

せっかくセキュリティソフトが付属していたり、インストールしていたりしても、
正しく使えていなければ何の意味もない。

セキュリティソフトを最新の状態で使うには以下の3つが必要だ。
 1)ウイルス定義ファイルの更新
 2)ライセンスの更新
 3)製品のバージョンアップ

まず、「ウイルス定義ファイルの更新」。
マルウェアは、日々、新種や亜種が登場する。
これらの新しい攻撃には、以前の対策では役に立たないケースがほとんどだ。
そこでセキュリティソフトは、新しいウイルスに対応した対策データ「定義ファイル」の更新を頻繁に行っている。

セキュリティソフトでは、通常、定義ファイルは自動的に更新される。
しかし、しばらく使っていないパソコンなどでは、そもそも定義ファイルが古いままということも多い。
その場合、利用する前に必ず手動で定義ファイルを更新しておくことが必要だ。


次に「ライセンスの更新」。
ライセンスとは、製品を使用するための権利のこと。
セキュリティソフトでは、
・1年版
・3年版
など、利用期限が設定されている。
また、
・1台用
・5台用
など、利用できる台数の制限も設定されている。

これらは、購入したセキュリティソフトを、
・1台のパソコンで1年間使える権利
・5台分のパソコンやスマホで3年間使える権利
といった意味となる。

使用期間や台数によって、使用料(製品価格)が違っている。

お試し版は、無料で使えるが、期間が限定されている。
利用可能な期間が終わる前に、必ずライセンスを更新しておこう。
もちろん、別のセキュリティソフトを利用する場合も、そのソフトのライセンスを購入する必要がある。

ライセンスを更新すると、アクティベーションキーが付与される。これを入力することで、継続してソフトを使用することができるわけだ。




最後に「製品のバージョンアップ」。
製品は、年に1度など、大きなバージョンアップが実行される。
一般的なソフトウェアは、パッケージ版やダウンロード版を購入して利用する。
新しいバージョンを利用したい場合は、その新バージョンの製品を購入して利用することになる。

しかし、セキュリティソフトの場合は、
Web経由でのライセンス更新というスタイルが多い。
そのためライセンスを更新したら、それでOKだと思いがちだ。

しかし、セキュリティソフトのプログラム自体も機能アップしているケースが多い。
したがって、ライセンスの更新だけでなく、新しいバージョンへのバージョンアップも必要となる。

ライセンスの有効期限内は、製品のバージョンアップは無料でできるので、必ずアップデートは速やかに実行しておこう。

セキュリティソフトとセキュリティ対策は、
この3つをきちんと実行して初めて効力を発揮すると、理解してほしい。

こうした最新の対策状況を整えた上で、
・スキャンを実行
・ウイルスなどに対処
など、週に1回は確認することが推奨されている。

できれば「日曜日の12時」など、セキュリティソフトで実行する予定を設定し、自動的にスキャンするようにしてほしい。


内藤由美