強姦致傷で逮捕された高畑裕太(22)。母親の高畑淳子(61)の記者会見では、ワイドショーのリポーターたちがこんな質問を次々と投げかけた。

《裕太容疑者の性癖について、気づくことはなかったのか?》
《例えば性欲が強いとか、性的嗜好がおかしいとかは?》

これには「そんなことまで聞く必要があるのか」と、すぐに強い批判が巻き起こった。質問したリポーターはその後、謝罪に追い込まれ……。

だが、じつはこの“息子の性欲”は、かつて高畑自身が口にしたことだ。6年前に登場した本誌『女性自身』の対談記事で、著名作家に面と向かって相談していた。

相手は『失楽園』で知られる性愛小説の巨匠、故・渡辺淳一さん。対談の最後に「息子の子育てに手こずって」と話すと、高畑は自分から当時17歳だった裕太容疑者の“性欲”についての相談を渡辺さんに持ちかけたのだ。

高畑「17歳で頭の中がエロスでいっぱい、エロビデオを抱えて走り回っているような子なんです。ちっちゃい時から『あれ?大丈夫かな?』っていうトンチンカンな子で、思春期に入ってこれが“男”に変わっていくのがもう、どうしていいのかわからなくて……」

渡辺「放っておけばいい。介入しないほうがいいよ。その年ごろは、エロビデオを見てオナニーするのは当然だからね。発情期だもの、しょうがないよ」

高畑「うちは、男親がいないものですから、女親の私には想像もできなくて。それで、もう、“キイィ〜!”となっちゃうんです。息子は姉に、『オレの性欲が他に活かされたら成績も上がるのになぁ』なんて言ってて(苦笑)」

なにか“嫌な予感”でもあったのだろうか。真剣な顔で渡辺の答えを聞いていた高畑だったが――。

6年後、記者会見であらためて“息子の性欲”を聞かれることになるとは、夢にも思っていなかっただろう。