最近、中国では新幹線などで販売されている日本各地の特色ある駅弁を称賛する報道が増えている。中国の駅弁の質の低さを批判することを目的に、日本の駅弁を持ち上げる内容となっているが、中国メディアの新浪はこのほど日本は駅弁のみならず、機内食もすばらしく、「日本と中国の差は機内食だけで一目瞭然だ」と報じている。(イメージ写真提供:123RF)

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 最近、中国では新幹線などで販売されている日本各地の特色ある駅弁を称賛する報道が増えている。中国の駅弁の質の低さを批判することを目的に、日本の駅弁を持ち上げる内容となっているが、中国メディアの新浪はこのほど日本は駅弁のみならず、機内食もすばらしく、「日本と中国の差は機内食だけで一目瞭然だ」と報じている。

 記事は、「日本料理を知っている中国人ならば駅弁の存在も知っているはず」と伝えつつ、日本の駅弁は「各地の特産品を使った、手の込んだ美食である」と紹介、駅弁を食べるために鉄道に乗る人もいるほどだと紹介した。

 続けて、駅弁を1つの文化に昇華させた日本人である以上、「機内食も手を抜くはずがない」と指摘。日本の航空会社が提供する機内食は「高級レストランにはわずかに劣るかもしれないが、それでも栄養もあって非常においしい」と絶賛したうえで、日本の航空会社が提供している機内食の製造現場を紹介した。

 記事は、非常に多くの写真とともに、製造工場でいかにしておいしい機内食を作っているかを紹介している。特に強調されているのは、いかに清潔で安心な環境で機内食が作られているかという点だ。しっかりと消毒・殺菌された環境で、同じく殺菌された食器に盛りつけられる見るからに美味しそうな機内食は、「何と1食1食、すべて手作りである」と驚きを示している。

 さらに、乗客に食事を楽しんでもらうために1つのメニューを開発するのに3-4カ月もかけていると改めて驚きを示し、日本の航空会社が提供する機内食は安心かつ美味であると紹介。1人1人のスタッフが自分の仕事に責任を持ち、機内食を分業で作り続けていることを伝えつつ、「1つ1つの工程を徹底して行う仕事ぶりに感服させられると同時に、すべては真剣かつ勤勉な仕事ぶりによるものだと知った」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)