おサイフケータイユーザー数は増加?減少?電子マネーの誤解と正解をさぐる:モバイル決済最前線
モバイルSuicaは年会費が有料な場合もあるが、会員数は増加を続けている
「iPhoneのシェア増加がおサイフケータイの普及の障害になっている」という話もある。下記はフェリカネットワークスが公開しているアンケート調査結果だが、携帯電話所有者全体に対するおサイフケータイ対応機種の比率は43%となっている。半数を割っている原因はおそらくiPhoneだが、それ以上に先ほどのおサイフケータイの利用率を示したデータである「20%前後」との乖離がある。
おサイフケータイ対応率の低さは、iPhoneの高普及率によるものと推測(フェリカネットワークス)
一方で、おサイフケータイを積極的に活用するユーザーは、一般的なカード利用者に比べて違う利用行動を見せているというデータもある。例えばJR東日本によれば、モバイルSuica利用者はカード利用者に比べて鉄道利用で1.2倍、電子マネーで2.2倍ほど決済件数が高い傾向にあるという。つまりヘビーユーザーほどおサイフケータイを活用する傾向が高いということだ。もしおサイフケータイの裾野を広げたいと考えた場合、ライトユーザーも積極的に取り込むことも視野に入れていく必要があるのかもしれない。せっかく、日本国内でこれだけ電子マネーを使えるインフラが増え続けているのだから、活用しないのは非常にもったいない。
モバイルSuica会員のほうがカード会員よりもヘビーユーザーという傾向あり
