学生の窓口編集部

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12月27日放送、「林先生が驚く初耳学!」(TBS)では、2015年に林先生が驚いた10大ニュースを発表。最近大ブレイクが続いている林先生の気になったニュースのランクインを発表していた。1位はピース又吉が芥川賞を受賞したこと。番組には又吉が登場した。又吉が大好きな太宰治について語った。実は走れメロスは、太宰が借金を返すために奔走した事実がもとになっているという。

そして太宰は「斜陽」という作品で志賀直哉とディスり合いをして、メンツを丸つぶしにされたという。また、太宰は自分の師匠井伏鱒二を遺言書で悪人だとこき下ろしている。又吉は長年の太宰ファンだけあって、太宰のいいところも悪いところも知っており、それらを遠慮無く発表した。

太宰は人間性にあふれた存在でもあった。天才芥川龍之介に憧れ、芥川賞が欲しいと審査員に懇願した手紙が残されている。太宰が書いた懇願書は数メートルにも及び、必死の思いで何よりも手にしたい芥川賞について語ったが、太宰に芥川賞が与えられることはなかった。

また芥川龍之介のサインを真似してノートに書きつづり、死後にそれを公開されるという恥ずかしい黒歴史も残している。太宰が芥川賞を受賞できなかったことの理由に、太宰の性格に問題があったからだとも言われている。だが本来は作家の人間性と作品は関係ないはずだが、太宰に限っては人間性が仇となって賞が取れなかった側面もあるようだ。

こうした良い面も悪い面も含めて又吉は番組で紹介し、改めて太宰治の魅力を語った。太宰が取れなかった芥川賞を又吉が取ったのだが、だからといって驕り高ぶることもなく、又吉は謙虚だ。芥川賞の賞金100万円も、母校のサッカー部のユニフォーム代に全額寄付してしまった。

又吉は以前はブログを書いており、その優れた文章力で以前からお笑いファンの間では知られた存在ではあったが、現在はブログを閉鎖しており、無料で又吉の文章が読めることはない。かなりの文章力で、小説が好きでたまらないことがよく分かる文学的な内容をつづっていた。日常についても表現力が高く、だからこそ、お笑い芸人という身近な存在について書いた「火花」で芥川賞を受賞したのだろう。