9日深夜、フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」では「2時まで神テレビ」と題し、里崎智也氏、中野浩一氏、神取忍氏、輪島功一氏、秋田豊氏、釜本邦茂氏といった各スポーツ競技を代表する“レジェンド”達が出演。後編の放送となった今回は「実況解説」をテーマに語り合った。

「イラッとすることもいっぱいある」と切り出した里崎氏は、「(解説者が)“ここは強気で攻めて貰いたいですね”とか言うじゃないですか。まず強気の定義はなんなんやと」と物言いをつけた。

以前、別のテレビ番組でも不満をぶちまけている里崎氏は、ここでも「インコースのストレートをいくのが強気みたいな定義あるじゃないですか。仮にもしインコースの真っ直ぐいってホームラン打たれても“強気なリードいいですね。ホームラン打たれましたけど”って言うんかって話ですよ」とまくしたてた。

また、続いて同氏は「サッカーでいうと松木さんの応援あるじゃないですか。素人から見ると“あー”とか“そこ”とか」などとサッカー解説者・松木安太郎氏の名を挙げた。すると松木氏の解説について話を振られた釜本氏は「僕、消すもん」とキッパリ。

周囲のゲスト達が呆気に取られると「音を消す。うるさいもん」と補足したが、秋田氏は「逆に言うと、松木さんは賢いと思うんですよ。テレビ出る時はサッカー知ってる人ばかりじゃないじゃないですか」と一般視聴者の目線でプレーに反応する松木氏をフォローした。

「だから(解説ではなく)応援団ですよ」。こう定義付けた釜本氏は「僕なんかはあんまり喋らないですよ。アナウンサーが喋ってるから。“釜本さんいかがですか?”って言われた時は・・・」などと自身の解説するスタンスを説明したが、松木氏については「ワーッと持ちあげて“そうだ、そうだ”ってこれはあんまり解説じゃない。それを聞きたくない人は音を消しゃいい」と語った。