「大手渉外事務所の弁護士も刑事事件を扱うのか」。SNS上で、一部の法曹関係者から驚きの声が上がった──。覚醒剤の密輸を試みたとして、覚醒剤取締法違反などの罪に問われた男性の裁判員裁判で、東京地裁は今年3月、無罪判決を言い渡した。注目を集めたのは、その弁護人だ。この裁判で男性の弁護を担ったのは、いわゆる「四大法律事務所」の一つ、森・濱田松本法律事務所の中矢仁武弁護士だった。中矢弁護士にとって、初めて担当