By Dave

2014年4月9日をもってサポートの切れたWindows XPで無料セキュリティアップデートを受ける方法が、IT関連ニュースサイト「BetaNews」のWayne Williams氏によって発見されました。

Windows XP Service Pack 3
http://betanews.com/2014/05/26/how-to-continue-getting-free-security-updates-for-windows-xp-until-2019/


Registry hack enables continued updates for Windows XP | ZDNet
http://www.zdnet.com/registry-hack-enables-continued-updates-for-windows-xp-7000029851/


Williams氏が発見したのはレジストリハックを使用して、搭載されたWindows XPにセキュリティアップデートを受けさせるというものです。実は、「Windows XP Service Pack 3」に同梱されている、「Windows Embedded POSReady 2009」はWindows XPのカーネルがベースになった組み込み機器対象のOSになっています。POSReady 2009のサポートは2019年4月まで続けられるのですが、セキュリティアップデートの内容はWindows XPのモノと全く同じになっており、Williams氏はレジストリハックを利用して、Windows XPでPOSReady 2009のセキュリティアップデートを受ける方法を編み出したといわけです。

Williams氏が発見した方法は至ってシンプル。まずは、「XP.reg」という名前のテキストファイルを作成します。名前をつける際は拡張子が「.txt」ではなく「.reg」であることを要確認。「XP.reg」を作成したら右クリックから編集を選び、32ビット版XPであれば、下記のテキストをコピーして貼り付けます。テキストを貼り付けたら保存して終了し、アイコンをダブルクリックするだけで完了です。これで、POSReady 2009のセキュリティアップデートをWindows XPで毎月受け取ることができるとのこと。
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\WPA\PosReady]

"Installed"=dword:00000001


64ビット版XPを使用している場合は、32ビット版よりも複雑な手順が必要です。64ビット版XPは、2015年7月にサポートの切れるMicrosoft Windows Server 2003がベースになっています。まずは、Microsoft Windows Server 2003のアップデートを手動でダウンロードし、任意のファイルに移動させて実行します。実行したら、c:\xpupdate\update内にある「update_SP2QFE.inf」を「new_update_SP2QFE.inf」にコピーして書き換え。

new_update_SP2QFE.inf内にある以下のテキストを削除。


削除したら、一番最後に下記のテキストを挿入します。


new_update_SP2QFE.infを編集したら、下記の内容の「update.cmd」ファイルを作成し実行。これで、Microsoft Windows Server 2003向けのセキュリティアップデートをWindows XPで受けられるようになるとのことです。


IT関連ニュースサイトの「ZDNet」はWilliams氏の編み出した方法を実際に検証。その結果、見事にセキュリティアップデートを受けることに成功しました。下記の画像に表示されているのが実際に受け取ったアップデート内容です。


レジストリハックを使用してセキュリティアップデートを受け取る方法は、Windows XPを使い続けているユーザーにとって朗報となりそうですが、Williams氏は「Microsoftが対応して利用できなくなる可能性もあるので過度な期待は禁物です」と話しています。なお、Williams氏が発見した方法はライセンス違反に当たる可能性があります。ZDNetは今回発見された方法についてMicrosoftに問い合わせましたが、記事執筆現在、Microsoftからコメントを受け取っていないとのことです。