By Nayu Kim

Firefox 29では見た目がかなり変わり、同期機能「Firefox Sync」がよりカンタンに使えるようになるなど、いろいろなわかりやすい変更点が多かったわけですが、それら以外にも日々の使用で最も重要な点となるパフォーマンス面についても「asm.js」へ改良が加えられたことでかなり改善しており、どれぐらい高速化されたのかがFirefoxの開発元であるMozilla公式ブログのひとつ「Mozilla Hacks」で示されています。

asm.js performance improvements in the latest version of Firefox make games fly! ✩ Mozilla Hacks - the Web developer blog
https://hacks.mozilla.org/2014/05/asm-js-performance-improvements-in-the-latest-version-of-firefox-make-games-fly/


以下はWindows 8.1のPCを使って、asm.jsを搭載したFirefox 29、Chrome 34、IE 11の各ブラウザにおけるベンチマークテストの結果を表したグラフ。グラフが短ければ短いほど高速なのでよいパフォーマンスであることがわかるようになっており、2Dゲーム物理エンジン「Box2D」・3Dゲーム物理エンジン「bullet」・ゲームによく使われるスクリプト言語「Lua」・データの圧縮ライブラリ「zlib」の全てにおいてFirefoxに軍配が挙がっているのがわかります。


asm.jsは多く存在するJavaScriptのサブセットの1つに過ぎませんが、Unityがウェブ上でEmscriptenを使って各エンジンをサポートすることを発表したことで、プラグインなしでUnityのゲームをブラウザ上で起動できるようになっています。

実際にasm.jsがどれぐらいの威力であるかというのは以下のムービーを見るとよくわかり、Firefox上で特別なプラグインを使うことなく、3Dゲームがバリバリに動きまくっています。

Mozilla and Unity Bring Unity Game Engine to WebGL - YouTube


以前までasm.jsは、Nightlyビルドのみで最適化されていましたが、Firefox 29からは全てのユーザーが最適化されるようになっているので、アップデートすることによってかなり快適な環境を手に入れることができる、というわけです。