フジメグの愛称で知られる女子総合格闘家の藤井惠が、大晦日に引退試合を行う予定との情報が海外サイトで報じられた。その情報を知ってショックを受けた女子プロレス団体スターダムの風香が、ブログでフジメグから影響された日々を振り返っている。

デビュー以来22戦22勝無敗の強さを見せたフジメグこと藤井惠は、得意の関節技を駆使してほとんどの試合で1分以内に決着をつけている。「秒殺女王」とまで呼ばれたカリスマ的存在だ。

そのフジメグが、今年の大晦日に引退試合を行う準備に入っているという情報が海外サイトの『MMA Fighting』で報じられた。彼女は5月の「Bellator 69」でジェシカ・アギラーに判定負けしたが、その際に引退について考えたという。「DREAM」の大晦日大会での引退試合に向けて交渉中だが、現時点で彼女に相応しい対戦相手が見つかっていない状況だ。もしこのまま対戦相手がいなければ、試合せずに引退することになりそうだ。

女子プロレスのスター選手として活躍してきたスターダムのゼネラルマネージャー風香は『風香のオフィシャルブログ』で、10月29日に「藤井惠さん大晦日引退のニュースを見てしまいました」とショックを受けた様子を綴っている。

風香は「前にお会いした時、チラッとそんな話を聞かせていただいていたから、こんな日が来るのは覚悟していたのですが」と以前からフジメグが引退を考えていたことに触れており、『MMA Fighting』の情報は間違いないようだ。

彼女にとって藤井惠は憧れの格闘家であり続けた。風香は「ずっと一線を走り続けたカリスマが、最強のまま去るのはかっこいい」とフジメグの引退について感想を記すが、やはり「ひとつの時代が終わるって寂しい気持ちになりますね」と本音を漏らす。

「普通なら遠い存在なのにいつも身近に感じさせてくださって、選手としても人としてもずっと憧れです」と風香がいうように、フジメグは世界屈指の格闘家でありながらリング外では笑顔がチャーミングで親しみやすい。強いだけでなくそんな魅力が、彼女をカリスマ的存在にしたのだろう。

それだけの選手が引退するのは惜しまれるが、フジメグも38歳となり10月もオーストラリアでセミナーを開催するなど指導者としても活動している。引退後も彼女の意志を継ぐものを育ててくれるはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)