結局、どれが一番“おトク”なの?「光回線サービス」競争に高まる困惑の声
民主党政権は、ブロードバンド環境の整備を急いでいる。高度な通信インフラを整備することは、国民の生産性を向上させるという意味では歓迎すべきことだ。それと前後して本格的に活況を呈し始めた「光回線サービス」市場では、事業者が激しい営業合戦を繰り広げている。膨大なプランが複雑な料金体系で提案されるケースが多いため、「結局、どれを選んでよいかわからない」というユーザーの声も高まっている。本格的に過熱し始めたブロードバンド競争を、「足元」からリサーチしてみよう。(取材・文/友清 哲、協力/プレスラボ)
そう語るのは、都内在住の20代OLだ。同様の経験をした人は多いことだろう。飛び込み営業まではないにしても、「休日に電話会社から営業の電話がかかってきて、光回線への切り換えを勧められた」という人は、周囲でも確実に増えている。
最近の各社による営業合戦は、過熱の一途を辿っている。筆者にも、ほとんど聞き流していた十数分の営業トークが、「実はすでに加入済みのプランを熱心に勧めるものだった」などという体験がある。
それはともかくとして、ユーザーにとっての問題は、小耳で聞くには理解が及ばないほど今日のプランが複雑なことだ。ユーザーのインターネットに関するリテラシーは年々向上しているものの、競争が本格化した結果、それを上回るスピードでサービスが進化、多様化している感も否めない。
「結局、どの事業者のどのサービスを選べば一番おトクなのか」と悩んでいる人も、多いのではなかろうか。
事業者による光回線サービスの営業は、何も今に始まったことではない。だが、最近これまでになく競争が激化しているのは、日本が国を挙げてブロードバンド環境の整備に力を入れている現状と、無関係ではなさそうだ。まずは、日本におけるブロードバンド政策の現状を見てみよう。
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