消費者の60%がブランドメッセージに「AI」という言葉が含まれていると敬遠する

大手企業やメディア向けに特化したエンタープライズ対応のCMSおよびホスティングプラットフォーム・WordPress VIPがAI時代のブランド可視性とウェブ体験に関する調査レポート「Future of the Web 2026: Chapter 1」を公開しました。このレポートは、AI時代のブランド可視性とウェブ体験をテーマにしたものです。
Future of the Web 2026: AI Brand Visibility Research | WordPress VIP
今回の調査で、ブランドメッセージに「AI」という言葉が含まれている場合、アメリカの消費者の60%はそれを魅力ではなく敬遠する要因と受け止めていることがわかりました。また、16%は「AIをうまく使っているブランドはまったくない」と回答しています。
また、消費者の74%は、インターネットが10年前より人間味を失ったと感じているとのこと。AIとのやり取りが合成的に感じられ始める「ボット疲れ」までの平均時間は40分とされています。

近年、企業側ではAIブランド可視性への取り組みが進んでいます。AIブランド可視性とは、ChatGPT、Perplexity、Claude、GeminiなどのAIエンジンが生成する回答の中に、ブランドがどれだけ現れるかを示す指標です。これはGoogle検索の順位とは別の見え方であり、2026年時点では複数のAIサービスでの表示状況をまとめて確認できる標準的な仕組みはまだないとWordPress VIPは述べています。
レポートによると、企業チームはAI可視性の改善に週平均16時間36分を費やしています。しかし、消費者の61%はAIをメッセージでうまく使っているブランドを挙げられないと回答したとのこと。これはブランドによるAI活用の認知がまだ広がっていないことを示しています。

そのうえで、レポートは企業サイトの役割について、「AIが正しく読み取り引用できる情報を整えること」と「人間の読者が読み続けたいと思える内容や体験を用意すること」という2つに分けて論じました。
ビジネス向けAIプラットフォームを提供するServiceNowのブライアン・ソリス氏は「顧客やユーザーが、朝起きて『今日はチャットボットやAIエージェントと話せたらいいな』と思うようなことは決してありません。AIが普及した今日、人間中心のデザインはかつてないほど重要になっています。皮肉なことに、その答えはAIを活用してより人間らしくなることにあるのです」とコメントしています。
