ミケルソン(C)共同通信社

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 今年も多くの選手が愚痴を漏らすか。

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 松山英樹らが出場し、18日に開幕する全米オープンゴルフ。今年の会場はニューヨーク州サウサンプトンのロングアイランドにあるシネコックヒルズGC(7440ヤード・パー70)。1891年に創設され、海に近く、コース内には高い木がほとんどないことから、強い風が吹くことで知られている。

 今大会が同コースで行なわれるのは6回目だが、シニアのゴルフファンなら、C・ぺイビンが劇的勝利を収めた1995年大会(6944ヤード・パー70)を覚えている人もいるだろう。

 当時、現地で取材していた吉川英三郎氏(ゴルフライター)がいう。

「450ヤードの18番パー4。ぺイビンの第2打はピンまで228ヤード。4番ウッドで1.5メートルにつけて勝負を決めた。当時のペイビンは平均飛距離が255ヤード前後。ツアーでも160位ぐらいでした。92年にぺブルビーチGLでの大会を制したT・カイトもショットの正確性と小技の名手。飛ばし屋でなくても勝てたのは、大会を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)が、優勝スコアをイーブンパー前後に抑える意図から、フェアウエー(FW)を絞り、ラフを深くして、正確なショットを求めていたからです。男子ゴルフは300ヤード超時代になった今、USGAはグリーンの硬さと速さ、ピン位置などによって難度を上げる傾向が強くなった。同じ会場で開催され、優勝スコアが通算1オーバーだった、前回の2018年大会(7445ヤード・パ−70)もそうでした」

 当コースのグリーンは砲台でお椀を逆にしたような形状が多く、ポアナ芝が伸びてくるとライン通りに転がらないため選手泣かせだ。ただでさえ難しいのに、18年大会は傾斜地にピンを切るなど「イジメ」と思われるような設定に多くの選手が苦戦した。

「18年大会は、P・ミケルソンが3日目13番(パー4)のグリーンでボギーパットのボールが下り傾斜でグリーン外へ転がり落ちるのを避けるため、小走りでボールを追いかけ、2罰打を承知で動いているときに打ち返した。あれは、USGAに対する無言の抗議でした。ここまで飛距離が出る時代ですから、ショットの精度やアプローチ、パッティング技術などを引き出すためにグリーンを難しくするのはわかりますが、硬いグリーンで傾斜地にピンを切るなど、過度に難度を上げることには反対です。それでも、USGAは今年も、選手から『やりすぎ』と言われるようなセッティングにするのではないか」(前出・吉川氏)

 18年大会優勝は通算1オーバーのB・ケプカだった。今回の設定距離(7440ヤード・パー70)は当時とほぼ同じ。前回と同じくFWは広く、やっぱり選手はグリーン上で神経を擦り減らすことになりそうだ。

 日本勢は5人が出場。18年大会は通算10オーバー16位だった松山英樹は初日、日本時間19日午前2時47分に1番からスタートする。

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