【単独】国連・グテーレス事務総長 気候変動対策めぐり“再生可能エネルギー移行を”
国連のグテーレス事務総長は日本テレビの単独インタビューで、気候変動対策をめぐり現在の中東情勢を踏まえ、化石燃料に依存しない再生可能エネルギーへの移行を訴えました。
国連のグテーレス事務総長は先月、日本テレビ「news zero」の単独インタビューに応じ、SDGs=持続可能な開発目標について2030年までの目標達成は「苦しい状況」との認識を示しました。
国連・グテーレス事務総長
「SDGsは苦しい状況です。SDGsは間違っておらず、私たちが必要としている正しい方針です。ただ、達成するための資源が欠けています」
資金不足などにより、目標達成のめどが立っていないSDGs。中でもグテーレス氏が強調したのは―。
国連・グテーレス事務総長
「気候変動は加速していて、いまだに手に負えない状況にあります」
その上で、現在の中東情勢を踏まえ、再生可能エネルギーへの移行を訴えました。
国連・グテーレス事務総長
「世界は(石油などの)化石燃料に依存してきました。肝心なのは、化石燃料から再生可能エネルギーへの移行を加速することです。ホルムズ海峡を封鎖しても、太陽エネルギーや風力エネルギーに影響はありません。封鎖しても太陽は消えないですし、風がやむこともありません。それらがエネルギー安定化を保証する唯一の手段です」
また、今年末の任期満了を控え、国連トップとしての激動の10年については―。
国連・グテーレス事務総長「紛争が多発し格差が拡大し、気候変動は手に負えず、(AIなど)発展している技術をまだ十分にコントロールできていない世界で、我々は非常に危機的な状況にいます。だからこそ、今まで以上に国連のような機関が重要となってきています。こうした機関が時代の流れに対処し、これから先の10年をさらに悪化する10年にするのではなく、復興の10年にするのです」
