診療報酬改定で「初診」の支払い57円増、「再診」21円増…物価対応料を新設

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 医療機関に対する診療報酬が1日、改定された。

 物価高に対応するため、初診時、再診時は20円の物価対応料が新設された。医療従事者の賃上げに充てる報酬も拡充した。患者の窓口負担は3割の場合、初診で計57円、再診で計21円の値上げとなる。

 診療報酬は厚生労働省が決めており、原則2年に1度改定される。今回は、物価や人件費の上昇で医療機関の経営が悪化していることから、医師や看護師らの人件費に回る「本体」部分を、30年ぶりの3%超となる3・09%引き上げた。

 外来の初診料、再診料でそれぞれ20円上乗せされる物価対応料は、患者の自己負担が3割の場合、窓口の支払額はどちらも6円上がる。初診料は据え置かれるが、再診料は10円アップするため、患者の負担は3円増となる。

 また、スタッフの賃上げに充てるベースアップ評価料は、すでに賃上げを行っている医療機関で、外来は初診時で現行から170円増の230円に、再診時で40円増の60円となる。3割負担の場合、患者は初診時で51円、再診時で12円多く払うことになる。

 新たに賃上げを行う医療機関のベースアップ評価料は初診で170円、再診で40円と設定され、患者の負担額は同様に高くなる。

 入院時の食費の自己負担額は、1食あたり40円、療養病床に入院する65歳以上の水道光熱費は1日10円引き上げられる。後発薬がある先発薬を患者が希望した場合に上乗せされる特別料金は、先発薬と後発薬の価格差の4分の1から2分の1に増額する。