日本シグマックスが展開するスポーツ向けサポート・ケア製品ブランド「ZAMST(ザムスト)」は、学校部活動やクラブチームでスポーツの指導をしている人を対象にした「スポーツ現場の暑熱対策に関する実態調査」を実施した。その結果、指導者の9割が必要性を実感も、4人に1人以上が実施・指示をしていないことがわかった。スポーツ現場における、身体の外部冷却「クーリングブレイク」実態も調査。普及の壁は「時間」と「設備」。短時間・手軽にできる身体冷却ニーズが明らかになった。

近年、酷暑の常態化が進んでおり、4月には最高気温40℃以上の日を示す「酷暑日」が新たに制定された。また、昨年度の熱中症による救急搬送者数は10万人以上で過去最多を記録している(総務省「令和7年(5月〜9月)の熱中症による救急搬送状況)。そのような状況から、スポーツや教育の現場では熱中症などの事故が相次ぎ、「暑さによるスポーツ競技中のリスク」が深刻化している。


競技スポーツにおける選手の健康とパフォーマンスを守るための暑熱対策として、“身体を積極的に冷却する時間”である「クーリングブレイク」の導入が進んでいる。そこでは単なる水分補給にとどまらず、身体の外側から冷却することも行われている。そこで、今回、クーリングブレイクのうち、身体の外側からの冷却の実施状況や課題について明確にするため、学校部活動やクラブチームの指導者を対象にアンケートを実施し分析した。

酷暑の常態化によって「暑さによるスポーツ競技中のリスク」が深刻化している。身体冷却を行うための休憩を指す「クーリングブレイク」のうち、身体の外側からの冷却の実施状況や課題を明確にするため、学校部活動やクラブチームのスポーツ指導者を対象にアンケートを実施した。


指導者412名のうち、90.7%が「身体の外側から冷却するクーリングブレイクの効果や重要性」を感じている。一方で、クーリングブレイクを「実施していない」「指示していない」指導者は28.2%にのぼった。


屋外競技の指導者185名のうち、練習中におけるクーリングブレイクを実施している134名に、1回当たりの実施時間をたずねたところ、「5分以上」行っているのは3割未満。屋外競技の指導者185名がクーリングブレイクを十分に実施していくうえでハードル・課題になりそうな項目として最も多く挙げたのは「設備・備品が不足している(39.5%)」。次いで「時間が限られている(37.8%)」が多かった。