阪神・高橋遥人 開幕から無傷5連勝「皆さんのおかげ」 疲労蓄積もキャッチボールでコンディションを把握
◇セ・リーグ 阪神7─4巨人(2026年5月22日 東京ドーム)
本来の姿ではなくとも、勝利へ導くのが阪神・高橋の強さだ。先発として6回2/3を投げ、ともに今季自己最多の8安打4失点。それでも開幕から無傷の5連勝だ。開幕から5連勝すべてビジターでの勝利は、先発として球団初の快挙だった。
「野手の皆さんのおかげで、(自分の)後に投げてくれたピッチャーに感謝したい」
5回まで二塁すら踏ませない圧巻の投球だった。6回は先頭の平山に二塁打を献上。今季54イニング目、打者186人目で初めて許した長打だった。さらに2死三塁ではダルベックに適時打を浴びたが、最少失点で踏みとどまった。
7回には2死から門脇、松本に連打を浴びて失点。続くキャベッジには左翼席への2ランを被弾して降板した。まさかの大量失点。ただ、ここまで長打すら許していなかった事実が凄さを物語っている。打線の強力援護を受けて5勝目。「(坂本)誠志郎さんがめっちゃ考えてくれたと思うんで、そのおかげで序盤は試合になったかな」と振り返った。
今季は9年目にして初の開幕先発ローテーション入りを果たし、ここまで7試合に登板。疲労も蓄積する時期だが、コンディションを把握する上で大事にしているのは日々のキャッチボールだ。
「キャッチボールで大体どれくらい疲れてるかは分かる。(ボールが)若干シュート(回転)していたら、そういう時は休むみたいな感じですかね」
わずかな変化も見逃さない。長丁場のシーズンを戦い抜くために、体と向き合いながら練習に励んでいる。
プロ野球史上初のシーズン初勝利から5勝目までを全て完封は逃すも、先発としての役割は果たした。それでも、試合後に出てきたのは反省の言葉だった。「信用のある投球をしていかなきゃなと思います」。白星を積み重ねても、一切慢心はない。反省を糧に、次回へ向けて準備を進めていく。 (山手 あかり)
○…高橋(神)が今季無傷の5連勝。阪神投手が開幕から5勝すべてをビジター球場で挙げるのは07年に救援勝利で5連勝した江草仁貴以来19年ぶりで、先発勝利では球団初となった。また、東京ドームでは20年10月24日の試合から4連勝となった。
○…井上(巨)との「ハルト」対決は25年8月30日(甲子園)以来2度目で、いずれもお互いが責任投手となり高橋の2戦2勝となった。また、高橋宏(中)との「高橋」対決も目下3戦3勝と、両者との名前対決は全勝している。
