清らかな水を平等に分かつ 別府弁天池で「やた」の交換行事
青く輝く美しさで知られる美祢市秋芳町の別府弁天池。
農業用水や生活用水にも使われる その池の水は、下流で2つの水路に分かれますがその分岐点で水量を調整するのが「やた」です。
その語源は矢を入れる道具「矢立て」に似ていることだと言われています。
「メダケ」という植物を束ねて作られていて、水の流れをせき止めつつも枝の隙間を水が通るようになっています。
(地元の農家)
「石が3つ乗ってるでしょ?この石の数も決まってるし」
「これ専用の3つ(の石で)決まっていて違う石を持ってきてはいけない」
「水が来ないと揉める。水の量が少ないと言って争いがある。水げんか と言って戦争みたいなもの」
きょうは地元の人たちが持ち寄ったメダケで新たな「やた」を作り、古いものと取り替えました。
(参加した女性)
「ことしもおいしいお米ができる始まりだなって感じ」
池の下流では、来月末頃まで田植えが行われ、ことしも、弁天池の清らかな水が田と人々の暮らしを潤します。
