熊本大で金陽会作品展

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国立ハンセン病療養所菊池恵楓園の絵画クラブ「金陽会」の作品展が、熊本大学医学部のキャンパスで始まりました。

熊本大学病院の敷地にある医学教育図書棟1階には「金陽会」の作品24点が展示されています。

金陽会は1953年に発足し、多い時には入所者30人以上が独学で作品づくりに取り組みました。

亡くなった人の作品の多くは処分されましたが、現在、10人の作品950点以上が残されていて、今も97歳の吉山安彦さんが現役で絵を描いています。

奥井喜美直さんの「家族」。喜美直さんは菊池恵楓園で紀子さんと結婚しましたが、子どもを持つことは許されませんでした。

絵が好きだった喜美直さんが包装紙の裏に描いた魚の絵と紀子さんの静物画も並んでいます。

■学芸員 藏座江美さん
「奥井さんは絵がお好きで本当にずっと描かれていてその様子を見ていて紀子さんも絵を描くようになったとお聞きしました。これも果物2個描いてありますけど、対象物を2つ描かれることが多いので、それも2人で分け合うような感じだったのかなと」

熊大医学部では、一昨年から金陽会の作品展を開催していて、学生が生命倫理学の授業の一環で作品を鑑賞します。

■熊本大・門岡康弘教授(生命倫理学)
「実際に患者さんが制作された絵画を、制作の時の生活の背景であるとか心情とか思いやりながら授業をしています」

作品展は5月20日まで開かれ、一般の人も鑑賞できます。午前9時~午後6時(最終日は午後1時まで)観覧無料