終盤のビッグセーブでチームを救ったキンスキー。(C)Getty Images

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 現地5月12日に開催されたプレミアリーグの第36節で、17位に沈むトッテナムは、田中碧が所属する16位のリーズとホームで対戦。1−1の引き分けに終わり、貴重な勝点1を積み上げ、降格圏の18位ウェストハムと勝点2差となった。

 この一戦で大仕事をやってのけたのが、チェコ代表GKのアントニーン・キンスキーだ。

 1−1で迎えた90+8分、ボックス内右に進入したリーズのショーン・ロングスタッフに至近距離で強烈なシュートを見舞われるも、右手一本でスーパーセーブ。驚異の反応で決定的なピンチを凌いだ。

 試合後、英公共放送『BBC』は「キンスキー、トッテナムで雪辱を果たす?」と報道。「2か月前、トッテナムのGKアントニーン・キンスキーが、再びクラブでプレーする日は来るのか――そんな疑問の声が上がっていた」と伝え、こう続けた。

「チェコ代表のキンスキーは、3月に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第1レグのアトレティコ・マドリー戦で、わずか17分間の悪夢のような時間を過ごした。その間に3失点を喫し、当時の監督イゴール・トゥードルによって交代させられた。

 しかし23歳の彼はリーズ戦で、試合終盤の決定機を防ぐ、今シーズン屈指のセーブを見せ、残留を目ざすトッテナムに貴重な勝点1をもたらしたことで、名誉挽回への大きな一歩を踏み出したと言えるかもしれない」
 
 また元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏は、「今シーズン屈指のセーブの一つだ」と評価。「誰もが彼のキャリアは終わったと思っていたが、あのセーブがトッテナムをプレミアリーグ残留に導く決定的な瞬間になるかもしれない」とコメントしている。

 いわば“懲罰交代”を経験したが、この悔しさを糧にしたのだろう。将来有望な守護神が、残りのシーズンでチームを残留に導くような活躍を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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