半導体メーカーのソニーセミコンダクタソリューションズが、台湾の半導体メーカーであるTSMCと次世代イメージセンサーの開発・製造で提携することを明らかにしました。

ソニーセミコンダクタソリューションズとTSMC、次世代イメージセンサーに関する戦略的提携に向けた基本合意書を締結|ニュースリリース|ソニーセミコンダクタソリューションズグループ

https://www.sony-semicon.com/ja/news/2026/2026050801.html



Sony Semiconductor Solutions and TSMC Enter Preliminary Agreement for Next-Generation Image Sensor Strategic Partnership

https://pr.tsmc.com/english/news/3308

発表によると、ソニーとTSMCはソニーが過半数の株式を保有する合弁会社を設立し、熊本県合志市に新設されたソニーの工場内に開発・製造ラインを設置する予定とのこと。この提携は、イメージセンサーの性能向上に向けたより広範な協業の一環として、ソニーのイメージセンサー設計における専門知識とTSMCのプロセス技術および製造能力を融合するものだと伝えられています。

また、ソニーによる長崎の既存工場への新規投資と併せて、両社は合弁会社による投資の可能性について協議を進めています。この投資は市場の需要に応じて段階的に実施されるもので、日本政府からの支援を受けることを前提に検討されているとのことです。さらに、自動車やロボット工学といった「フィジカルAI」における新たな機会の探索・対応も進められる方針です。

なお、今回の提携は法的拘束力を伴わない合意だと伝えられています。



ソニーセミコンダクタソリューションズの指田慎二CEOは「長年にわたるTSMCとの協業を通じて培ってきた信頼関係を基盤に、両社のパートナーシップを新たな段階へと進める合意ができたことを、大変心強く感じています」と述べました。

TSMCのシニア・バイス・プレジデントであるケビン・ジャン氏は「ソニーは、CMOSイメージセンサー事業におけるTSMCの長年のパートナーです。AI時代における次世代センシング技術を牽引する重要な一歩として、両社の協業を次のレベルにまで引き上げられることを大変嬉しく思います。本提携は、最先端技術と革新的なソリューションを活用し、業界をリードするセンシング技術及び製品を提供していくという、両社共通のコミットメントとビジョンを示すものです。両社は、緊密に連携し、すべてのステークホルダーに確かな成果と持続的な価値をお届けすることを楽しみにしています」と話しました。

ソニーセミコンダクタソリューションズは熊本県菊池郡菊陽町に本社を置いています。TSMCは日本政府から約4000億円の補助を受けて菊陽町に工場を建設しました。

台湾の半導体メーカー「TSMC」の熊本工場がついに完成、さらに第2工場の建設に約7300億円の補助金の交付を日本政府が決定 - GIGAZINE