将棋の名人戦が7日から石川県七尾市の和倉温泉で行われています。対局だけでなく、毎回注目の的となるのが棋士が選ぶ「勝負メシ」。地元の飲食店が用意した自慢の一品を取材してきました。

4連覇を目指す藤井聡太名人に、糸谷哲郎九段が挑む名人戦の七番勝負。先に4勝したほうがタイトル獲得となり、第1局と第2局はともに藤井名人が連勝しています。

第3局は7日、8日の2日間、和倉温泉の旅館「のと楽」で行われ、午前9時に糸谷九段の先手で対局が始まりました。

藤井名人を応援しようと、出身の愛知県から訪れたファンも…

愛知県からの将棋ファン

「棋譜ではわからないので、食べ物で思い出を紐づけたくて」「また帰ったらまた来たいと思うし、お土産配って、興味を持ってもらえるように」

毎回、注目されるのが、棋士が選ぶ「勝負メシ」と「勝負おやつ」。

藤井聡太名人のおやつ「能登塩のトロけるバスク」「ホットカフェラテ」

まず藤井名人が午前のおやつに選んだのは、和倉温泉で創業42年のレストラン・ブロッサムが手がける「能登塩のトロけるバスク」です。

レストラン・ブロッサム・黒木恭平シェフ

「フランス産のクリームチーズと、能登の塩を使用した濃厚なチーズケーキになっている。営業中に電話がかかってきて『決まったよ』ということだったので、みんなにすぐ伝えて『よかったね』と喜んでいた」

レストランは2024年の地震で断水し、休業を余儀なくされましたが、その年の4月に営業を再開。“藤井名人効果”は早くも表れているようで…

黒木シェフ

「10時過ぎから注文がいっきに増えた。いまで6件!これをきっかけに能登に来てみようと思ってもらえたら」

藤井名人がチーズケーキに合わせたドリンクは「喫茶ポラリスnoto」のホットカフェラテ。

喫茶ポラリスnoto・前濱ゆたかさん

「緊張感のある大変な対局の中だと思うので、にっこり心が温かくなるような一杯にしたくてヒマワリを描いた」

昼食は2人とも「プレミアム海鮮丼」

そして、正午。注目の昼食には、藤井名人、糸谷九段ともに七尾市内に店を構える「漁師屋 秀」の能登プレミアム海鮮丼を選びました。

天然ブリやカジキなど朝どれの能登の海の幸がギュッと詰まった贅沢な一品。2人が口にした魚を採ってきたという能登島の漁師・久木馨さんは…

漁師屋 秀・久木馨さん

「感想は聞いていないが、すごくOK!と、おいしそうに食べていた。和倉温泉は観光客もいないし、働く人もいないし、平日は本当に人がいない。能登に来ればおいしい海鮮丼が食べられるので、海鮮丼巡りも楽しみの1つ」

今回のメニューブックには七尾市内21の店舗から25種類のメニューが掲載され、自慢の一品で能登の復興をアピールします。