「別れてもらえない」周囲に相談 元交際相手は“150万円”借金か 和泉市母娘殺害
大阪府和泉市で母親と娘が殺害され、娘の元交際相手が逮捕された事件で、娘が「次会ったら刺される」と事件当日、知人に話していたことがわかりました。
■「包丁で複数回刺して殺したことに間違いありません」

和泉市に住む村上裕加さんを殺害した疑いで逮捕された、無職の杉平輝幸容疑者(51)。亡くなった裕加さんの元交際相手でした。
杉平輝幸容疑者
「持ってきた包丁で複数回刺して殺したことに間違いありません」
当時、裕加さんは大阪府内の病院で社会福祉士として働いていて、真面目な仕事ぶりで、スタッフや患者などからも信頼が厚かったといいます。
■事件の直前まで“電話” 友人「話している途中に物音」

事件がおきたのは先月8日。集合住宅の一室で、裕加さんと母親の和子さんが遺体で見つかりました。
事件の直前まで、裕加さんと電話していたという友人が取材に応じました。
裕加さんの友人
「『(杉平容疑者に)次会ったら刺されるわ』と言っていた。電話して話している途中に物音がして、バタンとかガタンとか、そういう音」
――裕加さんの声は?
裕加さんの友人
「いや、それもなくプツッと切れた」
裕加さんは首や頭、背中など10か所以上を刃物のようなもので刺されるなどしていて、顔には殴られた痕もありました。
裕加さんの友人
「元彼がお金にだらしないとか、すぐ物や人に当たったりとか。冷蔵庫もべこべこになるぐらい殴る、家の壁に穴開けまくる写真も見た。そういう相談を受けていた」
■「別れてもらえない」周囲に相談 元交際相手は“150万円”借金か

裕加さんは事件前、周囲に対し「別れたいが別れてもらえない」と相談していて、事件直前の3月末ごろに交際を終えていたとみられていますが、杉平容疑者に“お金を貸していた”と友人は話します。
――(裕加さんは)いくら貸していた?
裕加さんの友人
「合計で150万円くらい。借用書も書いてもらって、これから返してもらおうかという矢先に事件がおきた」
■母親の殺害をほのめかす供述も

その後の捜査関係者への取材で、杉平容疑者は、事件現場から7.5キロほど離れた堺市内の自宅との間を、自転車で往復していたことが新たにわかりました。
事件当日の未明、現場近くをうろつく不審な人物が、自転車で杉平容疑者の自宅へと戻る様子が複数の防犯カメラに映っていたということです。
杉平容疑者は警察の調べに対し、容疑を認めていて、母親の和子さんの殺害をほのめかす供述もしているということです。