【森雅史の視点】2026年5月2日J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第14節 東京ヴェルディvs柏レイソル
J1百年構想リーグ地域リーグ第14節 東京V 1(0-0)0 柏
14:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数21,569人
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90分、新井悠太がボール1個分のスペースを抜いてゴールを決めた。新井は6分前に登場したばかり、しかも前節は途中出場途中交代という憂き目に遭っていた。柏がボールを70パーセント支配するなど、押されに押されていたホームチームの劇的な決勝点にスタジアムは大いに沸いた。
もっともこのゴールがなくても試合は浪漫に溢れる美しいものだった。リカルド ロドリゲス監督によって自由が与えられている選手たちはそれぞれがアイデアを出し合い、意外性に満ちあふれたプレーを続けた。守備に追われることになった東京Vではあったが、森田晃樹のプレーを見るだけでもサッカーのロマンチシズムが伝わってくると言うものだ。勝負である以上、勝者と敗者が生まれるものの、その点を抜きにしてもサッカーは楽しめるものだと教えてくれるゲームだった。そしてそのロマンを分かっているファンが詰めかけていたからこそ、両チームへの、特に連敗していても柏に対する声援は絶えなかったのだろう。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート
森雅史(もり・まさふみ)
