若手躍動のアトレティコ、シメオネ監督は指揮官となった“エル・ニーニョ”に感謝「彼の功績が大きい」
ラ・リーガ第34節が2日に行われ、アトレティコ・マドリードは敵地『エスタディオ・メスタージャ』でバレンシアと激突した。試合は序盤からアルゼンチン代表DFナウエル・モリーナが幾度となくゴールを脅かす場面を作りながら、前半はスコアレスで終了。後半に入ると74分、スペイン人FWイケル・ルケがペナルティエリア手前から狙い澄ました一撃を沈め、アトレティコ・マドリードが先手を取る。82分には元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンからのスルーパスに抜け出したU−19スペイン代表FWミゲル・クボがニア下を撃ち抜き、終わってみれば2−0でタイムアップ。アトレティコ・マドリードが、敵地で貴重な勝ち点「3」を手にしていた。
結果、アトレティコ・マドリードのメンバーの多くがBチームという構成に。途中出場からゴールを挙げたルケとクボに関しては、普段はBチームを主戦場としており、この試合がトップチームでのデビュー戦。スターティングメンバーを見ても、U−20スペイン代表DFハビエル・ボニャール、同代表DFフリオ・ディアス、同MFハビ・モルシージョ、同代表MFラヤン・ベライドと、実に4名がBチーム所属の選手だった。
このようなメンバー構成を決断しながら、敵地からきっちりと勝ち点「3」を持ち帰ったことを受けて、シメオネ監督は次のように若手選手たちを称賛した。
「ボニャールとモルシージョは素晴らしいプレーを見せた。特にモルシージョは献身的な働きぶりだったね。そして、試合前のインタビューでも触れたように、才能あふれるクボの質の高さも見られただろう。イケルについては、この試合で見せてくれたように爆発力がある」
そして、かつての教え子であり、現在はBチームを率いる“レジェンド”への称賛も忘れないシメオネ監督は、「彼らはトーレス監督の育てた選手たちであり、彼の努力の賜物だ。もちろん、アトレティコにとっての宝でもある」と言及。ここで出た「トーレス監督」とは、かつてスペイン代表、そしてアトレティコ・マドリードのエースとして得点を量産しただけでなく、Jリーグのサガン鳥栖でもプレーした元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏のことだ。

“エル・ニーニョ”に率いられるBチームは、プリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部リーグ)で戦っているが、アトレティコ・マドリードの選手としてのメンタリティーは、所属するカテゴリー云々で変化するものではないようだ。シメオネ監督は、次のようにも付け加えている。
「彼らの気概に驚いたかって?そんなことはないよ。なぜなら、アトレティコの選手である以上、戦う姿勢は不可欠だ。我々は彼らを必要としているし、若手選手たちはしっかりと結果で応えてくれた。それは、この試合に出場したベテランたちも同様だ。我々には、こうした選手たちが必要なんだ」

