KNB北日本放送

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国の重要有形・無形民俗文化財でユネスコの無形文化遺産に登録されている「高岡御車山祭」がきょう行われ、絢爛豪華な曳山がまちをめぐりました。少子化や男女平等意識の高まりを背景に、今年は祭りの「本曳き」で初めて女の子が山車に乗りました。

「高岡御車山祭」は400年以上の歴史がある祭りで、高岡の町を開いた前田利長をまつる高岡関野神社の春の例大祭です。毎年5月1日に行われ、きょうは時々雨が降る中、透明なシートをかけられた山車が高岡の街を巡行しました。正午過ぎには7基すべての山車が片原町交差点に勢ぞろいし、高岡の伝統工芸の技が光る絢爛豪華な山車を見ようと、多くの市民や観光客が集まりました。

石川県から
「めっちゃすごかったです。大きくてインパクトがすごかったです」
オランダから
「美しい山車が一斉に登場して、勢ぞろい式や展示、本当に素晴らしかったです」
高岡市民
「やっぱりこの歳になっても、なんかこう、気持ちを新たにできる。世界に発信できる祭りだと思いますよ」
 
勢ぞろい式のあと、山車は市街地を巡る予定でしたが、強風のため急きょ打ち切りとなりました。
高岡御車山祭は、長年にわたって男の子が山車に乗ることが慣例とされてきましたが、今年は祭りの「本曳き」で通町の山車に小学6年と2年の姉妹が乗りました。本曳きで女の子が乗るのは初めてです。

山車に乗った姉妹
「楽しかった」
「怖かった」
Q来年もまた乗ってみたい 
「うん」
家族
「私の時は乗れなかったんで男の子だけしか乗れなかったんで、羨ましいなとは思います。このまま続いていってもらいたいなと思います」

通町のほかにも、おととしと去年の町内曳きで女の子が山車に乗った御馬出町では、今年も女の子1人が山車に乗りました。こうした動きの背景には、
少子化による担い手不足への対応に加え「性別にとらわれず、誰もが参加できる祭りにしたい」という願いがあります。

高岡御車山保存会 佐野光治理事
「やはり自分たちも初めて本曳きに乗ったという印象が一生残ると思います。だから彼女たちにもいい思い出ができたなと私は思っています。嫁に行っても、高岡の祭りがこうだったとか、ああだったとかいう風に宣伝にもなるし、高岡の街にとってもいいことじゃないですかね」

祭りに携わる「高岡御車山保存会」は、山車を持つそれぞれの町に判断をゆだねていて、今年の会長・吉村良則さんは、「伝統を守らなくてはならないが伝統に固執することなく、時代の流れに沿った対応をすることが大切ではないか」と話しています。