NY株式30日(NY時間16:20)(日本時間05:20)
ダウ平均   49652.14(+790.33 +1.62%)
S&P500    7209.01(+73.06 +1.02%)
ナスダック   24892.31(+219.07 +0.89%)
CME日経平均先物 59820(大証終比:+290 +0.48%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は一時800ドル超急伸した一方、ナスダックも途中からプラスに転じた。ダウ平均については、決算を受けてキャタピラー<CAT>が大幅高となり指数をサポート。

 前日引け後にマグニフィセント7の一角の決算が発表になっていたが、まちまちの反応を見せている。アルファベット<GOOG><GOOGL>は買いが強まっているものの、アマゾン<AMZN>、メタ<META>、マイクロソフト<MSFT>は冴えない反応。全体的に好調な内容ではあるものの、設備投資や成長期待が明暗を分けている模様。

 イラン情勢は依然として出口が見えない中、イランからの新提案にトランプ政権が難色を示しており、原油価格も上昇が継続。WTI先物は一時111ドル台まで上昇する場面が見られた。ただ、米株式市場はいまのところ、それ自体に極端にネガティブな反応は見せていない。

 前日にFOMCの結果が公表されていたが、8対4での据え置きとなり、委員の間の分断が確認された。据え置きに反対した4名のうち3名は将来的な利下げ再開を示唆する文言に反対。1名は利下げ支持のミラン理事となっている。また、パウエル議長が理事として残留する意向も示していた。

 ストラテジストからは「FRBは年内据え置きを続ける可能性が高い。インフレ上昇を懸念するメンバーが増えており、次の動きは利下げではない可能性を示唆したい意向のようだ。パウエル議長が理事に残留することで、利下げは少数派となり、ウォーシュ次期FRB議長も利下げ支持を広げるのは難しいのでは」と述べている。

 本日は4月最後の取引となるが、S&P500、ナスダックとも2020年以来最大の月間上昇率となる見通しで、ダウ平均も2024年11月以来の好調な月間パフォーマンスとなりそうだ。

 アルファベット<GOOG><GOOGL>が決算を受け上昇。注目の設備投資が予想を下回っていたほか、クラウド事業の力強い成長に支えられ、巨額のAIインフラ投資が成果を上げ始めていることを示唆している。

 メタ<META>が決算を受け下落。1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も広告が堅調だったが、通期ガイダンスで設備投資の見通しを上方修正したことが嫌気されている。

 マイクロソフト<MSFT>が決算を受け下落。クラウド事業の成長は予想を上回ったものの、AI需要を十分に取り込めていないのでは懸念から失望感が広がっている。

 クアルコム<QCOM>が決算を受け大幅高。半導体業界最大の成長源であるデータセンター市場での取り組みが前進しているとしたほか、中国のスマホ市場の回復見通しを示したことが材料視されている。

 キャタピラー<CAT>が決算を受け上昇。AIデータセンター向けの電力需要の急増が、同社の発電設備販売を押し上げた。

 オルタナティブ資産運用のブルー・アウル・キャピタル<OWL>が決算を受け大幅高。手数料関連収益が予想を上回ったほか、分配可能利益(DE)も予想を上回った。

 メキシコ料理のファストフードを手掛けるチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が決算を受け上昇。既存店売上高が予想外の増収となった。人気メニュー「チキン・アル・パストール」や追加のプロテイン注文が寄与し、注文数が増加した。