アウン・サン・スー・チー氏=AP

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 【バンコク=佐藤友紀】ミャンマーの親軍政権は4月30日、受刑者への恩赦を実施し、拘束中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏(80)の刑期も短縮された。

 受刑者への恩赦は4月だけで2回目となる。

 スー・チー氏の弁護士によると、計27年の刑が科されている同氏に対しては、残りの刑期の6分の1が短縮される。刑期は18年ほどになる見通しだ。4月17日にも同様の恩赦が出されていた。親軍政権は、具体的な短縮年数を明らかにしていない。

 ミャンマーは2021年の国軍によるクーデター以降、欧米などの制裁で経済苦にある。親軍政権は段階的にスー・チー氏の処遇改善をアピールし、制裁解除につなげたい思惑がある。

 4月10日に大統領に就任した前国軍最高司令官のミン・アウン・フライン氏は22日にタイ外相と会談した際、スー・チー氏の今後について「良い措置を検討している」と話していた。