「ガンプラビルダーズワールドカップ」でU20(20歳以下)部門の頂点に輝いた台湾科技大学の鄭立楷さん(同大提供)

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(台北中央社)台湾科技大学(台北市)は27日、人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)作りの腕前を競う世界大会「ガンプラビルダーズワールドカップ」で、同大デザイン学部の鄭立楷さんがU20(20歳以下)部門の頂点に輝いたと紹介した。鄭さんはバロック時代のイタリアの彫刻家、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの作品から着想を得てガンプラを作った。

大会は昨年に地域・国ごとの予選があり、今年2月に東京都内で決勝が行われた。鄭さんが優勝するのは、2023年の大会以来2回目。

同大によれば、鄭さんは小学生の時にガンプラがテーマのアニメ「ガンダムビルドファイターズ」を好んで視聴していたことが、ガンプラの改造を始めるきっかけになった。中学生や高校生の頃にはすでにパーツ制作や改造、塗装などを行っていた。

今回受賞した作品「キラキラ」について鄭さんは、アニメの結末から想像を発展させて作ったと説明。ベルニーニの彫刻「聖テレジアの法悦」を参考にし、異なる世代のガンダムのキャラクターがパラレルワールドで出会う場面を表現して、新旧が入り交じる対比を作り上げたと話した。

ガンプラは単なる趣味ではなく、他者とコミュニケーションを取る媒体、自身の個性や考えを伝える手段でもあると語る鄭さん。技術や知識が蓄積し、最近では可動式のフィギュアやミニチュア、人型模型、ぬいぐるみにも表現の幅を広げている。

(許秩雄/編集:田中宏樹)