発砲音で「多くの叫び声」夕食会出席の記者が撮影“緊迫の一部始終” またトランプ氏の周りで…事件背景に「分断」指摘も【バンキシャ!】
日本時間26日午前、アメリカのトランプ大統領が出席していた夕食会の最中に、複数の発砲音がしたため、トランプ大統領らが急きょ退避する事態となりました。パニックとなった現場に居合わせた記者が緊迫の状況を伝えました。【真相報道バンキシャ!】
■緊迫の夕食会「銃を構えるシークレットサービス」


日本時間26日午前、アメリカ・ワシントン。銃撃事件は、夕食会の最中に起きた。
NNNワシントン 増田理紗 記者
「ホワイトハウスの記者会が開催しているディナーパーティーの会場にいます。大きな音がしました」
ワシントン支局の記者が捉えた緊迫の一部始終。
NNNワシントン 山崎大輔 記者
「会場は騒然としています。シークレットサービスも銃を構えています」
増田記者
「大統領は大丈夫だと話す記者がいました」
■45年前に“大統領暗殺未遂”のあったホテル



現場はホワイトハウスから約2kmの場所にある「ワシントン・ヒルトン」ホテル。1981年に“レーガン大統領暗殺未遂事件”が起きたことでも知られる場所だ。
そこで年に一度行われるのが、ホワイトハウスの記者会が主催する夕食会。現職の大統領を招くのが、恒例となっている。
これまで欠席を続けてきたトランプ大統領は就任後、今回が初めての出席だった。
■出席者はジャーナリスト「ビデオを回す人」も


夕食会の座席表によると、出席者は約2600人。増田記者の席は、トランプ大統領がいたステージから比較的近い場所だった。ステージの様子が、はっきりと見える。
増田記者
「壇上にトランプ大統領とバンス副大統領らがいましたが、今は壇上からはけています」
「会場内にいるのは、ほぼ全員がホワイトハウスの記者協会に所属するジャーナリストなので、記録しようと立ち上がってビデオを回す人の姿もありましたが、このように身を低くして、身の安全を確保する人もいます」
その後、夕食会は中止となった。
■銃声が聞こえ「多くの叫び声」


出席していた記者
「夕食会が始まるところでした。そこで銃声が聞こえました。何発かわからないけど、おそらく3発から5発」
「みんながテーブルの下に入って静かにしていました。その後、大統領と副大統領が姿を消しました」
「多くの叫び声が聞こえました」
■トランプ氏ら「全員無事」ホワイトハウスへ


増田記者
「本来であれば、カメラはレセプションの様子を生中継で伝えるためのものですが、急きょ記者の中継に切り替わっています」
「トランプ大統領と閣僚らは全員無事だというアナウンスがありました」
「30分後にホワイトハウスでトランプ大統領が記者会見を開くというアナウンスもあり、会場内に集まっているのは記者や関係者ですので、全員が会場を後にしようとしています」
「恐らくこの後ホワイトハウスに向かうものと思われます」
「物々しい警備ですね」
多くの人たちが出口に向かう。
「今ホテルを出されました」
■大統領周辺でまた…2年前は容疑者射殺


トランプ大統領の周りでは、2年前にも銃撃事件があった。
2024年7月、アメリカ・ペンシルベニア州で、大統領選挙を前にした選挙集会での演説中だった。
この時の容疑者は、シークレットサービスによって射殺され、その動機はわかっていない。
日本時間26日、トランプ大統領の周りでまた起きてしまった銃撃事件。その背景には、何が考えられるのか――
■事件の背景に「国内の分断」専門家指摘


アメリカ政治に詳しい専門家は、深刻な国内の分断があると指摘した。
明海大学 小谷哲男 教授
「イランとの戦争が続いている時ですから、真っ先にイランの関係者による犯行が疑われたと思うが、今のところイランとの関連というのは見えていない」
「むしろカリフォルニア出身の民主党支持者と言われています。やはり『国内の分断』が今回の事件につながった可能性が高いのではないか」
■ホテルと警備態勢…容疑者が狙いやすいと?


一方、ホテルが事件現場となったことについては…
明海大学 小谷哲男 教授
「もちろんトランプ大統領、ほかの閣僚たちも出るということで、シークレットサービスを中心に警備の強化はされていたと思うが、その警備態勢があまり強くなかったと証言する参加者もいるので、比較的狙いやすいと容疑者が考えた可能性はあると思います」
「ただ、トランプ大統領はこれまでも暗殺未遂にあって、容疑者が拘束されているものもあるが、なかなか情報が開示されていない。今回の件についても、もしかしたら詳細が明らかにされない可能性もある」
(4月26日放送『真相報道バンキシャ!』より)