青学大・鈴木 8回零封でリーグ通算10勝「そんなに勝っているんだ」ドラフト1位候補が開幕3連勝導く
◇東都大学野球第2週第1日 青学大8−0中大(2026年4月14日 神宮)
1回戦3試合が行われ、リーグ史上初の7季連続優勝を目指す青学大が中大を8―0で下して開幕3連勝。エース・鈴木泰成投手(4年)が8回3安打無失点の好投でリーグ通算10勝目をマークした。国学院大は左腕・藤本士生投手(3年)が立正大相手に1安打完封勝利。亜大は今季初勝利を挙げた。
さすがは今秋ドラフト1位候補の投球だった。8回無失点投球の鈴木は「最初の2回はいい感じだったけど、スピードを意識したのかボールとストライクがはっきりしていつもより三振が少なかった」。4奪三振を反省するコメントにプライドがにじみ出る。リーグ通算10勝目にも「“そんなに勝っているんだ”ぐらい。気にしません」と言ってのけた。
ロッテ・榎康弘アマスカウトディレクターは「前回は変化球が多かったけど、きょうは直球で押し込めていた。(1位候補に)入ってくるでしょう」と高評価。日本ハム・伊藤剛スカウトも「真っすぐにフォークもいいし、ポテンシャルは高い。全国を見渡してもトップクラス」と話した。
リーグ7連覇へ、背番号18番を背負う鈴木が右腕を振り抜く。
▼中大・清水達也監督(青学大・鈴木は)いい投手だから。(バント失敗など)やるべきことができなかった。
《国学院大・藤本1安打完封》国学院大の3年生左腕・藤本が被安打1の11奪三振でリーグ戦初完封勝利を飾った。6回1死まで無安打に抑え「意識はしていなかった」と苦笑い。9日の中大3回戦に続いて通算2勝目を挙げた。昨秋は腰痛で登板がなく、「冬からチームの先頭に立つ思いを持っていた。周囲がエースと認めてくれるようプレーでしっかり示したい」と決意は強い。鳥山泰孝監督は「レベルの高い投手になるため、勝負どころでアウトを取ってほしい」とさらなる成長を願った。
▼立正大・金剛弘樹監督(1安打零敗に)走者が出ないので何もできない。(藤本は)コントロールが良かった。
《亜大・前嶋1号が満弾》亜大の今秋ドラフト候補の前嶋が、リーグ戦1号となるグランドスラムを放った。6回に同点とし、なお2死満塁から左翼席へ。初球カットボールを叩き「前の2打席は初球を見逃していたので。力が入らずに打てた」と捕手らしい読みを披露した。横浜隼人時代から故・野村克也さんの「野村ノート」を読み、参考にしてきた。「打てる捕手でもあるけど、あれだけ考えて監督時代も優勝に導いた方。勝てる捕手を目標にしている」。今季初勝利に正村公弘監督は「最高のホームラン」と称えた。
▼東洋大・井上大監督(6回に3四死球を与えた後、満塁弾を許した大坪に)キャプテンでエースだから期待している部分はあるんだけど…。

