『ザ・ノンフィクション』伝説の神回。中年男性「キヨちゃん」が恋したアイドルが明かす“10年目の真実”
――休学してアイドル活動に対する意識は変わりましたか?
小泉りあ:いや……。あまり(笑)。やっぱり辞めたいって思ってました。アイドルとして笑顔でいることに、「なんで楽しくもないのに笑わないといけないの」って思っていたし。アイドルらしくしろって言われることにも「なんで私のままじゃいけないの」って言い返していました。
◆ファンがストーカー化することも
――その後、カタモミ女子は活動の場を渋谷から秋葉原に移すことになります。
――カタモミ女子のコンセプトは他のアイドルと比べて、ファンとの距離が近いですよね。何か嫌な経験などはありましたか?
小泉りあ:ストーカーみたいなことは珍しくなかったです。今から考えると自分の振る舞いもよくなかったなって感じるところがあります。勘違いをさせるようなこともたくさん言っていたと思います。スタッフさんからファンに夢を見させる立場だと言われていたのですが、その意味をはき違えていたところもありました。
――ストーカーというのは、実際にどんな被害にあったのですか? お店を出たら待っていたり……。
小泉りあ:そうですね。気づいたら、家の近くでまだついてきていて。スタッフさんに相談をしたら、そんなファンをどう扱うかも仕事のうちだみたいに言われて。当時はそういう時代だったんです。他のメンバーも同じような悩みは抱えていたと思いますし、そんなことが原因で辞めていった子もいました。また、あるメンバーは矢面に立ってくれて、「これ以上、いじめるなら、それは好きとは違う」って言ってくれたこともありました。すると今度はその子がいじめの対象みたいな感じになってしまったり。
◆メンバーは「友達ではなかった」
――メンバー間は仲が良かったですか?
小泉りあ:仲良くなるのはダメだって言われていました。連絡先は交換していましたが、ライバルであって友達ではないって言われてました。私は誰かが1番になったりすることがうれしかったのですが、それも喜んではダメだって。私は納得してなかったのですが、「言いたいことがあるなら売り上げを持って来い」って言われてしまって。でも、これも時代ですよね。メンバーを競わせてグループを活性化させることが目的なのはわかります。
――そんな中で、『中年純情物語〜地下アイドルに恋して〜』に登場したキヨちゃんと出会うんですね。
小泉りあ:秋葉原に移って定期ライブをしていて、他のファンの方が連れてきてくれたんだと思います。ただ当時、私はファンがゼロみたいな頃。そんな中で、キヨちゃんが私に「応援します」と言ってくれました。
――キヨちゃんはどんなファンでしたか?
小泉りあ:基本的には他のファンと変わらないと思います。愛情が強すぎてトラブルになったこともありました。私から厳しく注意をしたこともあって、そんな時は無言のまま下を向いていました。
◆ビジネスモデルに限界を感じて、番組内で卒業を発表
