石川のクマも冬眠明け 専門家が指摘「腹ペコで食べ物に強い執着 出会い頭に注意」 山菜採りなどはより注意を
春になって、ハイキングなどで山に入る機会が増えると注意が必要なのが冬眠明けのクマです。この時期のクマの特徴や山に入る際の備えなどを専門家に聞きました。
3日朝、石川県白山市内の直売所を訪れると…
河合 紗花 記者:
「こちらには春の山菜フェアということで、たけのこがずらっと並んでいます」
その他にも、アサツキやコゴミなど10種類ほどの山菜が並び、多くの人たちが手を伸ばしていました。
石川県ブナオ山観察舎・中田 勝之 さん:
「おそらくアザミであるとか、カタクリといった、いま出てきた葉っぱを食べている様子が観察できてます」
石川県白山市の山中にある観察舎では、冬眠明けのクマが確認され始めています。
石川県ブナオ山観察舎・中田 勝之 さん:
「3月28日から観察ができてます。ただし、木の上で少しこう、まどろむような形が観察できまして、まだ眠いような印象は受けました」
今後、活動が活発化していくとみられています。
山菜採りやハイキングなどで、山に入る機会も増える春。
動物の生態に詳しい専門家に、この時期のクマの特徴について聞きました。
石川県立大学・大井 徹 特任教授:
「冬の間は飲まず食わずで過ごしていましたので、まあ、おなかがすいた状態ですよね。おいしい栄養のある食べ物があると、そこに執着する。そこに人などが接近すると、クマはエサを奪われると考えますので、事故が起こりやすい状態になるということです」
また、山に入る際には、クマを引き寄せつけない工夫が重要だといいます。
石川県立大学・大井 徹 特任教授:
「多くのクマによる事故は、出会い頭の事故です。鈴を鳴らしたり、笛を鳴らしたり、あるいは見通しの悪いところで、大きな声を出したりすることが必要です」
また、万が一クマと出会ってしまった時には背中を見せず、後ずさりしながら距離をとるように呼び掛けています。
