空の旅にも異状あり…生活に影落とす原油高騰 時間差で「夏以降」まで影響長引く?
「痛すぎる」車への給油
原油価格の高騰は、熊本も例外なく市民生活や経済に影を落とし始めています。
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この影響が「夏以降」も続くかもしれません。
イラン情勢の悪化で、熊本県内でもガソリン価格が急激に高くなり、先週には20円ほど値上げするガソリンスタンドも見られました。
先の見えない状況に不安が広がっています。
――ガソリンスタンドで
「なるべく車を使わないようにしたいけれどそうもいかないので受け止めるだけ」
「痛すぎるどうにかしてほしい」
「政府が(備蓄を)放出すると言っている。待っていたら私の車のガソリンが底をつくと思うけれど放出を待っている」
家族での遠出や帰省を控えているという人もいます。
――熊本市中心部で
「遠出は控えようかなと。福岡へ週末に行こうと思っていたけれど熊本市内で過ごそうと」
空の旅に異状あり
それでも、季節は春。
本来なら、春休みや卒業記念などで旅行需要が高まるシーズンです。
九州産交ツーリズム 田島裕司さん「旅行自体が平和産業なのでこうしたことが起こると遠いところとはいえ少なからず影響が出ます。学生さんの卒業旅行シーズン。ヨーロッパ方面に行く方が多い時期です」
ただ、影響は以前から出ています。
ロシアがウクライナに侵攻してから、日本の航空会社は、ロシア上空を迂回して北極海の上を通るルートを使うようになりました。
一方で、中東系の航空会社は中東経由でヨーロッパを目指します。
両者を比べると、中東系の航空会社の方が安いため、ここ数年、人気が高まっていました。
そのような中で今回のイラン攻撃起きました。
九州産交ツーリズム 田島裕司さん「中東系は空港が開いたり閉じたりしている現状がありフライトが読めない。旅行会社としてはツアーを組みづらい。ヨーロッパ系や日系航空会社を使わざるを得ない」
時間差で待ち構える「燃料サーチャージ」
ここに燃料費の問題が待ち構えています。
ガソリンの市場価格はすでに高騰していますが、旅客機の場合、運賃とは別に「燃油サーチャージ」が加算されます。
この影響は「遅れて現れる」と話します。
九州産交ツーリズム 田島裕司さん「2~3月の(原油価格)平均の推移あとは為替などを勘案して『6月1日以降はこの値段』と5月中旬くらいに決まるルールになっています」
つまり、5月のゴールデンウィークと、7月8月の夏休みとでは、価格が変わる可能性があるということです。
九州産交ツーリズム 田島裕司さん「例えば熊本からの出発で人気の台湾。今は1万4800円くらいなのが最低でも5000円くらい値上げ。1万9800円になるのではないかと言われています。ヨーロッパ・北米方面だと今だいたい5万8000円くらい。往復で2万円弱上がる可能性があります。
