新型軽バン!?

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10年ぶり大幅刷新か

 千葉県の幕張メッセにおいて2026年1月9日から11日まで開催された日本を代表するカスタムカーのイベント「東京オートサロン2026」。そのスズキブースには「参考出品」としてちょっと不思議なエブリイワゴンが展示されていました。

「お父さんは2輪に乗っていていろんな趣味を持っている。子供はストライダーに熱中し、ストライダーレースに参加。週末はファミリーで出かけてストライダーレースとアウトドアを楽しむ。」

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 それが「EVERY WAGON WANPAKU RIDER(エブリイワゴン ワンパクライダー)」と名付けられたこの車両を開発する際の想定ストーリー。ルーフ上には専用で作ったフラットルーフキャリアを装着し、そこにストライダーやボックス、タープなどが固定できるようになっています。

 またラギッド感あふれるテイストのホイールにオフロードタイヤを履かせ、フロントにはフォージドカーボンのガーニッシュを装着してドレスアップ。キャンプなどにも似合う、“軽ワンボックス”の使い方を提案したモデルといえるでしょう。

 ところで、このエブリイワゴンを見て違和感を抱いた人もいるのではないでしょうか。顔つき……具体的にいえばフロントグリル、バンパー、そしてボンネットフードのデザインが現在販売しているモデルとは異なるのです。

 担当デザイナーさんに確認したところ「たしかにフロントのデザインはいま売っているモデルとは違います」とのこと。

 果たしてこの車両の正体は何なのでしょうか。

 スバリ言うと、これは近い将来に施されるマイナーチェンジの内容を反映した仕様でしょう。すなわちマイナーチェンジ後の新型を東京オートサロンにてサラッと先行公開していたというわけだろうと思います。

 興味深いのはフロントグリルにレーダーが組み込まれていること。現行型エブリイワゴンの先進安全機能(プリクラッシュブレーキシステム)は「デュアルカメラブレーキサポート」でステレオカメラ(2つのカメラ)により前方を把握する仕掛けです。

 しかしレーダーを搭載し、フロントウインドウ上部のカメラがデュアルではなくシングルカメラ化されているところをみると、新型は先行してマイナーチェンジを受けたキャリイ同様にシングルカメラとレーダーを組み合わせる「デュアルセンサーブレーキサポートII」に刷新されると考えてよさそうです。

 またデザイナーさんはドアを開けて室内を見せて「インテリアカラーがブラックなんですよ」と教えてくれました。現行モデルのインテリアカラーはベージュ系の明るい色ですが、この参考出品車両の黒内装が意味するのは果たして…。

 このEVERY WAGON WANPAKU RIDERの展示に関して、スズキの説明員はその目的を「アクティブなファミリーへのアピール」と言います。

「家族4人が乗って移動する場合、スーパーハイトワゴンの『スペーシア』も快適です。しかしスペーシアだと荷物をたくさん積むことができません。

 いっぽうワンボックスのエブリイワゴンなら同じ軽自動車ながら、4人が乗ったうえで荷物もたくさん積める。キャンプなどアクティブにクルマを活用するユーザーにマッチする、スペーシアとは異なる実用性をぜひ多くの人に知って欲しいと考えています」(スズキ説明員)。

 確かにエブリイワゴンはスーパーハイトワゴンを超えるユーティリティ能力の高さが魅力。そして、近いうちに行われるであろうマイナーチェンジも大注目と言えそうです。