立派な本堂を構える「お寺の住職」。プライベートの時間が少ない忙しい仕事に見えますが、年収はいくらくらいなのでしょうか?
住職の平均年収はいくらくらい?
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、仏家や神職などを含めた「宗教家」の「きまって支給する現金給与額」は平均35万7700円、「年間賞与その他特別給与額」は平均102万1200円でした。
「きまって支給する現金給与額」を毎月受け取っているとして計算すると、平均年収の目安は531万3600円になります。あくまで住職のみの平均年収ではない点に注意が必要です。
会社員と同じように、宗教家の年収は年齢によっても変動します。そのため、年齢別の収入も比較するとよいでしょう。厚生労働省の同資料によると、59歳までの年齢別の平均収入は表1の通りです。年収の目安は「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で求めています。
表1
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
実際の年収は、寺院の規模や檀家数といった状況によっても大きく異なります。今回示した数値はあくまで“宗教家全体”の平均であるため、年齢に対して必ずしも表1のような収入になるとは限りません。あくまでも参考情報として受け取ってください。
お寺のおもな収入源とは
お寺のおもな収入源は、檀家から受け取るお布施です。お布施とは、檀家の葬儀や法要などをした際に、受け取る謝礼を指します。お布施に明確な金額を定めていない寺院もありますが、基本的には担当する檀家の数が多いほど、お寺の収入も増えていくでしょう。
また、寺院内に墓地や納骨堂がある場合、その管理費も収入源になります。お守りなどの販売も、収入につながるでしょう。
そのほかに、宿坊を開設したり観光客を受け入れたりして、収入源を多様化するお寺も見られます。
お寺の住職の仕事内容
住職は寺院の長です。僧侶と同じように葬儀や法要などのほか、寺院の管理・運営も行います。墓地や納骨堂が寺院内にある場合には、住職であると同時に経営者としての管理・運営業務も必要です。
また住職は僧侶でもあるので、毎日のご本尊への読経も欠かせません。日によって仕事内容は異なりますが、読経は忙しさにかかわらず必ず行われます。人々の相談にも乗っており、昨今ではインターネット上で悩み相談をできるところもあるようです。
お寺の住職の平均年収の目安は531万3600円
厚生労働省の資料によると、住職や僧侶、神職なども含めた「宗教家」の平均年収の目安は531万3600円でした。あくまで住職のみの平均年収ではない点に注意が必要です。年代別に見ると、上の年代になるほど平均収入も高くなっています。
住職は葬儀や法要などで檀家から受け取るお布施がおもな収入源です。そのほかに、一部寺院では観光業で収入を得ている場合もあります。
なお、寺院の規模や運営状況によって収入は大きく変わります。そのため、もし知り合いに住職がいる場合でも、今回紹介した平均年収とは異なるケースがある点に注意しておきましょう。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号5 職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

