この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

アウトドアYouTuberの英武ゆう氏が、登山アウトドア用品専門店・石井スポーツのスタッフ大里氏とともに、登山リュック(ザック)に搭載された知られざる機能を徹底解説する動画を公開した。本記事は英武氏の動画内容をもとに、登山リュック選びで押さえておきたい機能を分かりやすく紹介する。

〈初心者に優しい2気室構造〉

冒頭で英武氏が注目したのは、30Lサイズのザックに採用されている「2気室構造」。大里氏は「初心者の方は大きいリュックに荷物を詰めるのが難しいんですが、2気室だと下には着替えやウェアなど軽いものを入れて、上には他の荷物を分けられるのでパッキングが非常に簡単になります」と説明した。

英武氏も実際にザックの内部を確認しながら「仕切りを外せば1気室としても使える」と、大きな荷物を入れる際の利便性について言及。用途に応じて使い分けられる柔軟性が魅力だ。

〈フレーム入りか軽量タイプか〉

大里氏は「フレームが入っているザックは初心者が背負った時に荷物が安定しやすい」と強調。一方、「登山に慣れてきて荷物が軽くなった方や、普段から運動をしていて体幹が強い方は、軽量でフレームのないザックを選ぶのもアリ」とアドバイスした。

ドイターの「フューチュラ」というモデルでは、背面とザックの間に空間がある独特の構造を紹介。大里氏によると「背中とザックが完全に離れているので空気の出入りが非常にしやすい」が、「通気性が良いのに荷物が動きにくい」という両立を実現しているという。

〈ジッパーと雨蓋の違い〉

大里氏の解説では、ジッパータイプは荷物の出し入れがしやすいが雨が染みやすく、雨蓋タイプは容量を拡張しやすく雨に比較的強いが「防水ではないので過信は禁物」とのこと。「基本的に使いやすいのはジッパータイプ」としつつ、宿泊を伴う登山では雨蓋タイプのメリットもあると補足した。

〈見落としがちな便利機能〉

ザック横のループはトレッキングポールを固定する場所で、折りたたみ式ポールの場合はサイドポケットに収納可能。ドリンクホルダーは前面と側面の両方にあるタイプのザックもあり、大里氏は「歩きながら水分補給したい場合は前面を使うと便利」と説明した。

ハイドレーションシステムは、ザック内部に専用の水筒型タンクを入れ、チューブを肩まで引き出すことで歩きながら水分補給できる仕組み。腰ベルトの小さなポケットには行動食やスマートフォンを収納でき、大里氏がiPhone 16 Plusで試したところギリギリ入るサイズ感だった。

〈重心コントロールが快適性のカギ〉

英武氏が特に強調したのが、ザック側面に付いている「コンプレッションベルト」の役割。ベルトが緩んだ状態で暴れると荷物が中で動いて不安定だが、しっかり締めると「荷物の隙間が圧縮されて重心が背中側に寄り、体への負担が少なくなります」とのこと。

動画では、体の重心と荷物の重心をイラストで図解。重い荷物を背中の近くに配置すると体の重心の直線上に揃うため安定するが、荷物が体から離れると後ろに引っ張られてバランスが悪くなり、体がブレて負担がかかることを分かりやすく説明している。

肩部分から伸びる調整ベルトについても、大里氏は「引きすぎると肩に負担が集中してしまう」と解説。

〈最新トレンドの機能〉

大里氏が「最近増えてきた機能」として紹介したのが、腰ベルトを取り外せるタイプ。「山だけでなく普段の街中でも使いたい方に人気」で、ビジネス出張と週末登山を両立させる2ウェイ使いができるという。

チャンネル情報

「山であったらこんにちはー!」低山ハイカーの英武ゆう(えいぶゆう)です。このチャンネルは、主に1,000メートル以下の低山の魅力を紹介していきます!また、登山のノウハウや技術についてもWebセミナーで解説しています!